多肉植物にぴったりな植木鉢4選!時間がたっても形の乱れない多肉植物の寄せ植えを作るには

鉢植えで多肉植物を育てよう!

プリッとした葉、不思議な形、透明感のあるカラダ。
自然が作り出した小さな芸術品に虜になる人が続出し、観葉植物として今、もっとも人気のある植物です。
とにかく種類が豊富で、出会うと運命を感じて連れて帰りたくなります。
個性的なフォルムをたっぷり味わうもよし、寄せ植えにしてアレンジを楽しむこともよし、 着せる洋服を選ぶように一つ一つの多肉植物に似合う植木鉢を選びたくなります。
とても丈夫で育てやすいので、気軽な気持ちではじめられます。
本記事では多肉植物の特徴や育て方、多肉植物に最適な植木鉢を厳選してご紹介します。

サボテンも多肉植物ですが、別にカテゴリーを用意しましたので、そちらをご覧ください。

多肉植物ってどんな植物?

多肉植物とは


多肉植物は体の中にたくさんの水分を蓄えて、葉や茎が厚く丸くなっている植物で、一般の植物からは想像もつかないほどユニークな色や形をしています。
これは自生場所が過酷な環境であるため植物自体が変化したもので、光が少ない環境でも効率的に光を取り込めむために「レンズ構造」を持つなど、独自に進化した種類もあります。

多肉植物の特長

小さなボディにはエネルギーがいっぱい。
乾燥するとシワができ、水をあげればふくらみ、11月から3月には紅葉し、ほとんどの種類は花も咲かせます。
自生地の環境によって生育パターンがあるので、購入した植物がどの生育パターかを知っていると、育てやすいです。

多肉植物の種類

生育する季節によって夏型、冬型、春夏型の3つのパターンに分けられます。
 
夏型
春から夏、秋に生長し、冬に休眠するグループです
熱帯性の多肉植物が多く含まれます
 
冬型
秋から冬、春に生長し、夏に休眠するグループです
冬に雨の多い、冷涼な地域に自生する種類が多いです
 
春秋型
夏と冬に休眠し、気候のよい時期だけ生長するグループです
熱帯や亜熱帯の高原を故郷にもつ種類です

初心者必見!多肉植物の育て方、年間スケジュール

多肉植物の選び方


はじめての多肉植物を選ぶときは、なるべく入荷したての苗を選ぶことが大切です。
多肉植物はガーデンセンターや花屋だけでなく、雑貨店などでも買うことができます。
光いっぱいの明るい店内ならば心配はありませんが、多肉植物はとても光に敏感で、暗い場所にあった時間が長いほど間延びし、茎葉の色もあせてしまいます。
赤や紫といった葉色がぼやけているものや、葉がふわっと開いたものは避け、一枚一枚しっかりとした厚みがあるしまった株を選びましょう。

多肉植物の植え方

土と鉢を準備します。
鉢は素材よりも大きさが大切です。
大きすぎると過湿の原因になりますので、植わっていたポットの一回り大きな鉢を使いましょう。
 肥料入りの専用用土や観葉植物用土を使うと手軽に植えつけできます。

夏型多肉植物の育て方


アロエ、アガベ、サンセベリア、ユーフォルビア、カランコエなど
春から秋にはよく日に当てます。
春の管理(3~5月)
多くの種類が生育を始めます
風通しのよい場所で、日によく当てます
水やりの目安は、週に一回
肥料を与えるなら5月頃~7月まで、既定の3倍に薄めた液体肥料を月に一回与えます
夏の管理(6~8月)
暑さに弱い種類は、午後から日が当たらない場所に移動します
水やりは、晴れが続いた場合は3日が目安
雨には当たらないようにします
秋の管理(9~11月)
日当たりのよい場所に戻して、よく日に当てます
水やりの間隔も伸ばし、11月には2週間に一回程度にします
冬の管理(12~2月)
紅葉や花が見られる時期です
植木鉢は室内に取り込みます
水やりは一か月に一回、用土が湿る程度で構いません

冬型多肉植物の育て方


コノフィツム、リトープス、アエオニウムなど
夏越しが最大の課題。風通しよく管理します。
春の管理(3~5月)
多くの種類が生育の最盛期です
この時期に花を咲かせるものもあります
屋外に出して十分日に当てます
水は土の表面が乾いてから2~3日後、だいたい週に一回たっぷり与えます
夏の管理(6~8月)
雨の当たらない、涼しい日陰に移します
水を断って、強制的に休眠させます
小さい株は、月に一回霧吹きで軽く湿らせます
秋の管理(9~11月)
涼しくなってきたら、日なたに移します
水やりも再開、週に一回与えます
肥料を与えるならこの時期に、既定の3倍に薄めた液体肥料を月に一回与えます
冬の管理(12~2月)
室内の日の当たる場所で育てます
夜間も5℃以上あれば大丈夫
水やりは1~3週間おきに乾いているようなら与えます

春秋型多肉植物の育て方


エケベリア、ハオルシア、センベルビウム、セダム、クラッスラ、ペペロミアなど
高温多湿を嫌います。
春の管理(3~5月)
多くの種類が生長を始めます
風通しのよい場所で、日によく当てます
水は土の表面が乾いてから2~3日後、だいたい週に一回たっぷり与えます
肥料を与えるなら5月頃~7月頃まで、既定の3倍に薄めた液体肥料を月に一回与えます
夏の管理(6~8月)
雨の当たらない、涼しい日陰に移します
暑さには弱いので、水は一か月に一回、土が湿る程度に与えます
秋の管理(9~11月)
よく日の当たる場所に戻します
水は春と同様、土の表面が乾いてから2~3日後、だいたい週に一回たっぷり与えます
水やりの間隔を伸ばし、11月には2週間に一回程度にします
冬の管理(12~2月)
室内で管理します
気温が下がるにしたがって生育が緩慢になります
水は一か月に一回、土が湿る程度に与えれば十分です

育て方のポイント

多肉植物は育てているうちに形が変わったり、品種が見分けにくいものがあるので、必ず購入するときに品種名をメモしましょう。
最低でも「属」を把握しておくと、調子が悪くなった時の対処法を調べることができます。
多肉植物は生育期と休眠期がはっきりしています。
休眠期には余計な手をかけず、そっと見守ることが大切です。

多肉植物の育て方まとめ

●生育期には土が乾いたらたっぷりと、休眠期は断水、メリハリのある水やりを心がけましょう
●光を好むので、しっかりと日に当てて育てます
●年間を通して、風通しのよい場所で育てます
●大きくしたいときは肥料を与えます、肥料分の少ない場所に自生しているので、肥料効果は絶大ですよ

多肉植物の寄せ植えに挑戦!徒長知らずの寄せ植えをつくろう

多肉の寄せ植えはメリットがたくさん


単独でじっくり眺めても十分見ごたえのある多肉植物ですが、寄せ植えは多肉植物の豊富な色と形、乾燥に強くゆっくりと生長するという性質を上手に生かしています。
センスが問われるからと尻込みせず、一つ作ってみませんか?
寄せ植えを作っても、すぐに形が乱れてしまうという声をよく耳にします。
ここでは可愛いだけでなく、作った後の管理がしやすい寄せ植えを作るポイントをご紹介します。

型を揃えて楽々管理

多肉植物は生育する時期によって3つの生育パターンがあることをお伝えしましたが、寄せ植えをつくる場合も、この生育パターンに従って同じ型の植物を集めると水や日当たりの管理が楽になります。
夏型と春秋型は共通する点も多くありますが、冬型は他の型と合わせるのは避けた方が無難です。
また、上に向かって育つのか、横に広がるのか、下に垂れ下がるのか、これからの株がどのように生長するのか知っておくと配置がしやすくなります。
デザイン面だけでなく、植物の生育について知ったうえで作ることで、後の管理のしやすさは格段に変わってくるのです。

元気に長く育てる

寄せ植えは真夏以外ならいつでも作ることができます。
作って一週間は日陰に置き、さらに一週間たってから水やりを開始します。
作った状態をキープするためには、屋外の風通しのよい場所で、しっかりと日に当てて育てることが大切です。
日に当てることで、それぞれの植物がしっかりとした株になり、全体にギュッとしまります。
水は葉にしわが寄りはじめてから与えます。
あまり水を与え過ぎると徒長して形が乱れるので、我慢してから与えます。
仕立て直しが簡単にできることは多肉植物の魅力の一つですが、できればお気に入りの株を元気に長く育てたいものです。

動画で分かる!多肉の寄せ植えの作り方

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動画で紹介した植木鉢はこちら

テラアスタ カテラレクト
淡いカラーの多肉植物をアンティーク風な仕上がりの鉢がより素敵にみせてくれます。
全部の顔が見える長角型プランターは小さな多肉も植えやすくおすすめです!

動画で紹介した植木鉢はこちら

レト
雰囲気のある質感と、セメントらしい風合いをそのまま活かした、人気のジャンクスタイル。雑貨やインテリアとも相性は抜群です。置くだけでスペースがぐっとお洒落になります。

多肉植物に最適な植木鉢とは


多肉植物はプラスチック鉢から抜いて、気に入った鉢に植え替えるだけで印象がぐっと変わります。
ユニークな色や形で、しかも草木よりもゆっくり大きくなる多肉植物は、植木鉢も選びがいがあります。
個性的なフォルムを美しく見せる、単色でシンプルなデザインのポットだけでなく、ストーン調や金属素材のポットとの組み合わせは、多肉植物のユーモラスな表情をより引き立てます。
ただ、多肉植物は水分を体にため込んでいるので、水分が鉢の中にずっととどまるような環境は好みません。
プラスチックや金属の容器は、一年のうちでも霧吹きで育てる時期に限るなど、あまり長期間の利用は避けた方が無難です。
多肉植物にはなるべく鉢表面からも水分が蒸散するような、通気性のある植木鉢が向いています。
また、ハオルシアのように年間を通して室内の弱い光でも育てられる多肉植物は少ないので、底穴のある植木鉢の方が水の管理はしやすいと思います。
シンプルな素材でも、お洒落なフォルムの鉢を揃えることで、ちょっとしたコレクション的な面白さもありますし、一方で植木鉢も多肉植物に負けないくらい個性的なものを選んで、存在感のある一鉢にすることもできます。
多肉植物はあまり大きくないので、並べて育てたくなる植物です。
気に入った植木鉢に出逢えたら、1つ2つ、多めに買い揃えておくのも手です。

多肉植物にぴったりな植木鉢ランキング

モスポット
ラフな質感で、通気性は抜群です。
長年使いこんだような味わいが魅力で、アンティーク調にまとめたいときにもぴったり。
サイズも豊富で超小型サイズの多肉植物にも対応できます。

レト
セメントらしい風合いが可愛らしい、手のひらサイズのポットです。
甘すぎない質感がどんな多肉植物とも合わせやすく、寄せ植えにちょうどよいサイズもあります。

ルシオ
コンクリートのような外側と鮮やかなカラーの内側がモダンなミッドセンチュリーテイスト。
多肉植物を植えたときの姿がとてもキュートです。

カンペリ ペール
ポットの輪郭がそのまま受け皿に繋がるようにポットとソーサーを一体としてデザインしたシリーズです。
マット調のしっとりした質感で多肉植物との相性もぴったり。