珍しい野菜を育ててみよう!簡単、おいしい個性派野菜

人と違う野菜にチャレンジ

野菜を作っている人はある程度育ててくると、何か変わったものはないかなと考えはじめます。
それは、植物を育てている人に共通のあこがれのようなものですが、食べるものとなると、より一層興味が沸いてきます。
どこかで見かけた野菜も、高級レストランで食べたことのある野菜も、タネさえあれば挑戦できるのが野菜作りのよいところ。
新しい野菜へのチャレンジは気持ちも明るくしてくれます。
いつもの野菜の片隅で、今年は珍しい野菜に挑戦してみませんか。
スーパーでは買えない野菜がうまくできてしまったら、きっと家族だけでなくご近所さんにもおすそ分けしたくなるはずです。

この記事では、個性的な野菜の中でも、植木鉢で栽培できて調理もしやすい、育ててよかったと思える野菜をご紹介するとともに、野菜づくりにぴったりな植木鉢を厳選してご紹介します。

野菜も多様性の時代

 

 

 

 

小さなタネ、世界へ羽ばたく

世界で人々が利用している野菜は800種以上、日本で私たちが利用している野菜はおよそ150種といわれています。
日本古来の野菜はミツバやワサビ、ミョウガやフキなど20数種しかなく、あとはすべて海外からもたらされた外国産の野菜です。
日本が明治時代以降に西洋化したように、今、日本食も世界に羽ばたいています。
日本の野菜は海外へ、世界の野菜は日本へタネとして運ばれ、その土地の味覚に合うように、そして作りやすいようにと改良が繰り返されて、定番野菜として定着していきます。
ちょっと前なら海外やレストランでしか口にできなかった野菜が、家庭菜園でも作ることができる野菜としてどんどん増えているのです。

新しい野菜を菜園プランに加える

買う時期、まき時期を逃さない

育ててみたいと思える野菜は人それぞれ。
まずは、好みの野菜が種として販売されているのか調べてみましょう。
タネはまける時期が限られ、年間を通してまけるものから、ほんの半月程度しかまき時期がないものまでさまざまです。
これはタネが休眠期の姿で、適した温度でない限り発芽せず、そのあとスムーズに生長するためにも温度が重要だからです。
いつでもまけるものは、この温度の幅が広いということ。
ハウスで育てる農家さんと違って、環境のコントロールには限界があります。
何を作りたいか決めたら種まきの時期を必ず確認しましょう。
タネはまき時期の2か月ほど前には販売されています。
買い忘れのないように、チェックは忘れずに。
買っただけで安心してしまいますが、タネはいつまくかがとても大切。
しっかりとプランを立てて、まき忘れないように気を付けましょう。
基本は、一つの鉢に一つの野菜。
一度作れば、大きさや収穫できる量がわかるので、次回からは他の野菜と同じコンテナを使って育てることもできます。

発芽しなくても、何度かまいてみよう!

種まきの時期に入っているのに、発芽しない・・・。
こんな時はあきらめずに、もう一度まいてみましょう。
タネまきは、季節の変わり目など気温が安定していなかったり、ちょっとした乾燥で上手くいかないこともしばしば。
葉野菜などでは、一面にまいたはずなのにある部分だけが全く発芽しないということもよくあります。
まき時期の中であれば、何度も挑戦することができます。
タネは無駄に多くまかずに、リベンジ分も少し残しておくと再チャレンジが可能です。
ただし、タネには期限があります。
タネ袋の裏側に有効期限と発芽率の記載があるはずです。
時間がたつとタネの発芽率は落ちていくので、なるべく小袋で、早めに使い切るようにしましょう。

ホームセンターも参考に

ホームセンターの植物コーナーの片隅にあるタネコーナー。
タネの商品特性から、まき時期が近いものと、まき時期の入ったものが棚に並んでいます。
どんなものが今、まけるのかの参考になりますので、野菜作りを始めたらお買い物ついでにちょっと覗いてみましょう。

さあ、個性派野菜に挑戦

プランター栽培におすすめの野菜

これからご紹介する野菜は目新しいだけでなく、癖が少ないので料理に使いやすく、何よりちょっとしたコツさえわかればプランターでも簡単に育てることができる野菜たちです。
野菜全体は消費の落ち込みがささやかれますが、健康志向からサラダで活躍する生食用野菜に注目が集まっています。
作る環境によって野菜の味や形は千差万別。
思い通りにならないことも、また楽しいものです。
何度か作っているうちに、この野菜なら任せて!といえる得意な野菜も出てくるはずです。
では、さっそくご紹介していきましょう。

黄色い人参 金美EX

 

 

 

 

特徴

星形にカットしてカレーやシチューに入れたら、みんなが笑顔になれる黄色い人参。黄色い人参というと、細長い円柱のような形で、少し肉質もかたい印象ですが”金美EX”なら見た目と通常の人参と変わりなく、色も鮮やかで肉質も柔らかく、オレンジ色の人参にも引けを取らないおいしさです。育て方も普通のニンジンと変わりません。

プランターでの作り方

■種まき
一般地では7月中旬まきがおすすめ

栽培のポイント
発芽まで乾かさない!

育て方
タネは深く埋めずに土を軽くかける程度に。手でたたいて土に密着させると乾きにくい状態になります。発芽さえすれば簡単なのがニンジン。あとは間引いて人参同士の間隔をあけていき、最終的には10㎝間隔にします。

ロメインレタス(コスレタス)

 

 

 

 

特徴

ロメインはローマの・・という意味で、コスレタス(別名)の「コス」はエーゲ海のコス島に由来しています。欧米では一般的なレタスで、白菜のように半結球。ビタミンC、葉酸、βーカロテンが豊富です。葉は厚めで、パリパリとした歯ざわり。定番のシーザーサラダだけでなく、炒めてもおいしくて重宝です。病害虫にも強いので、作りやすさでもおすすめです。

プランターでの作り方

種まき
春まきと秋まきができます。
春まき 3~4月中旬
秋まき 8月中旬~9月中旬

栽培のポイント
よく耕して、根をなるべく深くはらせる!

育て方
レタスは根が浅いので乾燥の影響を受けやすく、それが強い苦みになることがあります。切った時の白い乳液はポリフェノールの一種。生育の進行とともに増えていくので、ゆるく結球してきたら取り遅れないように即収穫です。

コールラビ

 

 

 

 

特徴

UFOに例えられるユニークな見た目が可愛らしく、煮込むと世界一美味しいともいわれるキャベツの仲間で、味も成分もカブに似ていることからカブカイランともよばれています。皮をむき、薄く切ってバター焼きにしたり、スライスしてサラダにも。煮込んでも形が崩れないので、スープやシチューにするとジャガイモのようなホクホク感が楽しめます。株もコンパクトで、種まきから65日程度で収穫できるスピード野菜です。

プランターでの作り方

種まき
4月中旬~5月、9月

栽培のポイント
大きくせずに早めに収穫!

育て方
幅60cmのプランターで2~3株が目安。上部の5~6枚の葉以外はカットして、球を太らせます。球は10㎝を超えると急に固くなります。テニスボールより大きくならないように、早めに収穫しましょう。

ホームタマネギ

 

 

 

 

特徴

日の長さと温度条件さえ満たされれば球が肥大する性質のタマネギです。苗を植えて育てるかわりにオニオンセットという生育途中の小球を植えつけます。この方法は、鉢栽培にぴったり。土の上に10㎝間隔に置いて、ぐっと押し込むだけであっという間に植えつけ完了です。極早生品種なので、夏に植えれば11月~翌年1月頃には収穫をはじめることができます。一般的なタマネギと違って、青ネギのように葉も茎もおいしく食べられます。

プランターでの作り方

種まき
8月~10月中旬
8月30日頃が適期です。

栽培のポイント
しっかりと水やり!

育て方
葉を生き生きと育てるつもりで、乾燥させないように水をあげるだけ。栽培期間も短く、難しいコツはありません。葉の数が8~10枚になった頃収穫です。

空芯菜(ヨウサイ、エンサイ、アサガオナ)

 

 

 

 

特徴

中国南部から熱帯アジアにかけての池や沼、川辺に自生する水生野菜で、茎の中が空洞になっていることから空芯菜(クウシンサイ)と呼ばれています。ニンニクと唐辛子で塩炒めにしたり、ナンプラーで炒めたりと油との相性は抜群。カルシウムや鉄分、ビタミンが豊富な野菜で、夏バテ防止に効果的です。生育環境が日本の夏に似ているので育てやすく、青物野菜が少ない夏に重宝。目立った病害虫もありません。

プランターでの作り方

種まき
4月中旬~6月

栽培のポイント
早め早めの収穫、収穫したらすぐ調理!

育て方
タネは固いので、キッチンペーパーなどにくるんで一昼夜水に浸してからまきます。主茎を収穫したら、その後は先端の20㎝ほどの柔らかいところを収穫しながら、わき芽を伸ばすと、夏の間じゅう繰り返し収穫できます。長く置いておくと黒ずんでしまうので、収穫したらすぐに調理しましょう。

ツルムラサキ

 

 

 

 

特徴

江戸時代から親しまれてきた伝統野菜の一つで、近年の健康志向で注目が高まっています。もともと熱帯アジア原産なので、日本の夏の強光線や高温にも強く、猛暑の中でも盛んに生長します。熱を加えると出てくる独特のぬめりは胃の粘膜を保護する働きがあり、夏バテにも効果的。おひたしやあえ物だけでなく、湯がいてマヨネーズをつけて食べたり、天ぷらや炒め物などに利用することもできます。

プランターでの作り方

種まき
5月~6月いっぱい

栽培のポイント
発芽さえすれば放任で大丈夫!

育て方
タネは固いので、キッチンペーパーなどにくるんで、一昼夜水に浸します。つる先15㎝を摘み取って収穫するとわき芽が盛んに出て、何度でも収穫を楽しめます。支柱を立てて栽培するのが一般的ですが、キュウリのようにネットで栽培することもできます。

ルッコラ(ロケット)

 

 

 

 

特徴

イタリア語でルッコラ、英語ではロケットとよばれる地中海沿岸が原産のイタリアンハーブで、ゴマ風味のピリッとした辛味が食欲をそそります。すっかりサラダの材料として定着している生食野菜で、タネまきから1か月たらずで収穫できます。病害虫にも強く、ベビーリーフから草丈20~25㎝まで幅広いサイズで利用できる一年草のハーブです。収穫できる期間は長くても2〜3カ月。

プランターでの作り方

種まき
温暖地では春まきと秋まきができます。
春まき 4月~7月中旬
秋まき 9月~10月中旬
寒冷地は5月中旬~8月中旬

栽培のポイント
花茎はこまめにカット!かたくなったら、また種まき

育て方
タネがとても小さく一か所にまとまってしまうことがあるので、種まきは丁寧に。非常に発芽しやすく、暖かい時期であれば2〜3日でほとんどの芽が出ます。春や夏は花が咲きやすい時期です。花茎が伸びすぎると葉がかたくなるので、伸びてきた花茎は深めにカットします。

ベビーリーフミックス

 

 

 

 

特徴

ベビーリーフの名前の通り、10~15㎝ほどになるまで間引きながら収穫していくサラダ用のリーフ野菜です。とにかく栽培期間が短く、広さに関わりなく栽培できるのでプランター栽培にぴったりです。レタス、ホウレンソウ、水菜などおなじみの野菜に加え、ルッコラ、ケール、ビーツ、スイスチャード、チコリ、ターサイ、マスタードなどちょっとお洒落な野菜たちのタネが入ったものもあります。ミックスの配合は種苗会社によって違うので、どんなものが入っているのかも楽しみです。

プランターでの作り方

種まき
春まき 3~4月
秋まき 8~10月中旬

栽培のポイント
発芽(2~4日程度)までは水を切らさない!

育て方
発芽さえすれば、手間のかからない野菜です。ザルとボールのセットやイチゴの透明容器など、入れ物も選ばず栽培できます。暖かい時期は屋外で、寒い時期や暑い時期は屋内(窓際など)で1年中楽しめます。

ジャガイモ ペチカ

 

 

 

 

特徴

長崎県雲仙市で突然変異によって生まれ、2000年に品種登録されたばかりのジャガイモです。赤紫の皮に、芽の周りだけが唇のように赤い姿はインパクト抜群。ちょっと昔に人気のあった仮面レスラーの名前にちなんでデストロイヤーともよばれています。
ジャガイモは、暑さが残る9月頃に植えて11~12月に収穫する秋ジャガと、寒さの残る2月中旬~3月中旬に植えて5月下旬~6月はじめに収穫する春ジャガがあります。
ペチカは春ジャガ専用。年が明けたら、まず育てはじめる野菜です

プランターでの作り方

栽培のポイント
たくさん出てくる芽は2本残してカット!芽かき作業で栄養をジャガイモを太らせる栄養に回しましょう。

育て方
袋栽培が便利です。袋の1/3ほどに土を入れて、種イモを置き、7~10㎝ほど土をかぶせます。畑で行う土寄せの代わりとして、残りの土は2回に分けて足していきます。プランターなら深さ40㎝以上のものを使用しましょう。

野菜を育てる植木鉢とは

エコの波、植木鉢にも!

今まで野菜作りに利用されてきたホームセンターのコンテナには、水が抜けやすくなるように側面に水抜きの穴を作ったり、ふちを大きく折り返すことで持ち運びしやすくしたり、厚みを持たせて割れにくくするといった、プラスチック製品ならではの工夫がぎっしり詰まっています。
このようなコンテナの利点は、焼き物ではなかなかマネすることができませんが、デザインやカラーがどうしても庭では浮いてしまい、重たいけれど素焼き鉢で野菜を育てている方や、野菜作りをあきらめてしまう方も多かったのではないでしょうか。
近年、植木鉢の世界でも再生可能な原料への関心が高まり、デザインも美しいエコロジカルなプラ鉢が次々に登場してきています。
野菜やハーブには、見た目も可愛らしく、姿が絵になるものも多いので、プラスチックの軽さと、素焼き鉢のようなオシャレさを持つ植木鉢があったらいいのにという声をよく耳にします。
2020年、そんな切なる願いがかなう植木鉢が登場してきました。

おすすめの植木鉢

アートストーン

ディスクで仕切った貯水スペースに、水を貯め置きできる機能を持たせたポットで、溜まった水分に向かって根が伸びていくように工夫されています。環境に配慮したリサイクルプラスチックを原料に、ストーンパウダーやウッドパウダーを配合して柔軟性や質感ををアップさせています。大理石のような見た目は、ハーブなどおしゃれ野菜にも。

プラスタ ナーセリーポット

頑丈で壊れにくいイタリア製のタフな樹脂ポットです。底穴と側面にいくつもの水抜き穴を備え、野菜だけでなく果樹の育成にもおすすめ。原料の80%以上が再生ポリエチレンのエコ商品です。大きくなる野菜には、ハンドル付きがおすすめです。

プランツサック ジオテックス

土を直接入れられる袋タイプのプランターです。浸透性・多孔性に富んだ100%リサイクル可能なジオテキスタイルを使用。通気性も抜群で、余分な水分は底から浸出します。植物の根は暗いところを求めて伸びていくので、内側が黒色なのも◎。サイズバリエーションも豊富で、リーフプランツから果樹まで楽しめます。使用しないときは、たたんで収納することができます。