Gardening Tip For September 9月は観葉植物植え替えのラストチャンス!

植物を伸び伸びと育てよう!

育てている植物が元気なら、この季節はわさわさと茂ってアンバランスになった枝葉と、伸び伸びと生長した根がびっしりと鉢の中にまわっている状態の鉢も多いのではないでしょうか。
植え替えは、鉢内の土が古くなることで養分のバランスが崩れたり、生長した根の行き場がなくなる「根詰まり」を防止するためで、小さな鉢なら1年に一回、大きな鉢でも2~3年に一回は植え替えをすることで、植物を伸び伸びと丈夫に育てることができます。
観葉植物は、春~秋(5~10月)が成長期のため、植え替えもこの時期の行うのが一般的。
とくに5月中旬~9月中旬までは、ほとんどの植物にとって負担が少なく植え替えができます。
9月はラストチャンスです。
植物がゆっくり休眠期を迎えられるように、しっかりと準備しましょう。

植え替えのタイミングは?こんな時は植え替えが必要です

水を与えても土に染み込まなかったり、鉢底から根が見え隠れしているときは、根がぎっしり詰まり、新しい根が伸びるスペースがなくなっている証拠です。
また、株と鉢がアンバランスになって転倒しやすくなったり、同じ鉢の中に複数の植物が植えられて1年以上経過している場合は、それぞれが生長する分、空きスペースが足りなくなっている可能性が高くなります。

植え替えの仕方

植え替えは大きく育てたい場合と同じ大きさで育てたい場合で異なります。
大きく育てたい場合は、ワンサイズ大きな鉢を用意します。
鉢の形のままがっちりと固まっていることも多いので、鉢から抜いたら根を少しだけ崩して、傷んでいる根を取り除いてから観葉植物培養土で植えつけます。
根を切り分けることができるモンステラやヤシ類、ストレリチア、スパティフィラム、ヘデラなどは、よく切れるはさみで株を半分ずつにカットすれば、同じ鉢で引き続き育てることができます。
どちらの場合でも共通することですが、新しい土をふわっと入れるだけではグラグラとして、新しい土に根が伸びていけません。
新しい土との間に空間ができないように、土はしっかり押し込みましょう。
植えつけたら水を鉢底からたっぷり流れ出るまでしっかりと与え、風通しのよい半日陰で2日~1週間ほど養生します。

ついでにスタイリングには注意

植え替えのついでにさっぱりと枝葉もカットしたいところですが、太い幹や枝など樹形が変わるほどの大胆なカットは、春~初夏の成長が盛んな時期に行う方が無難です。
伸びすぎた枝を軽くカットする程度なら、この時期でも構いません。

時期を逃してしまったら

バランスが悪くてしっかりと立たない場合などは一回り大きな植木鉢を二重にして、春になって成長を始めるまで植え替えは待ちます。
元の植木鉢との間に発泡スチロールやダンボールを折って挟んでおくと安定もよく、植木鉢も傷がつきません。
家の中に取り込むときは、葉水を与えてしっかりほこりを落とし、植木鉢は鉢底までしっかり洗って、病害虫を部屋に持ち込まないように注意しましょう。

植え替えにオススメのアイテム

観葉植物用土10L
観葉植物をはじめ、多肉植物やサボテンにもおすすめのインドア用に配合された培養土です。
自然由来の栄養をバランスよく配合し、過剰な肥料は含みません。

鉢底石
すき間を作りやすいように大粒と小粒の軽石をミックスして、通気性と水はけがよくなる工夫をしています。
鉢底石は、6号以上の植木鉢におすすめ。
全体の2割程度が目安です。鉢底ネット3枚つき。
 

鉢底ネットΦ10cm3枚組
反り返りにくい厚みのある鉢底ネットで、鉢底ネットをちょっとだけ欲しい方にぴったりです。
Φ10cmとしっかりした大きさがあるので、ずれても安心です。