お店に観葉植物を!店舗に最適な植木鉢とは

グリーンがあってこその、気持ちのよい空間

生き生きとしたグリーンに囲まれた空間でゆったりした時間を過ごすと、やっぱり植物の中にいるって癒されるなと感じませんか。
植物の持つリラックス効果は、店舗の居心地の良さに直結します。
テーブルの上に一つ植物があるだけでも効果がありますので、店舗には是非、グリーンを取り入れてほしいと思います。
お店の種類や空間の広さにもよりますが、店舗は明確な導線とある程度テイストが決まっている空間です。
職種や扱うもの、提供するサービスの種類によってテーマカラーがあったり、清潔感や居心地の良さなど、お客様から求められるニーズも違ってきます。
この記事では、植木鉢を使って効果的にグリーンを取り入れるアイデアと、店舗にぴったりな植木鉢を厳選してご紹介します。

店舗にグリーンを効果的に取り入れる

都会の中に森のような空間ができれば、人目を引く話題の「いやし空間」といえるかもしれませんが、制限のある空間では、なかなかそのような演出はできません。
でも、空間に占めるグリーンの割合がそんなに高くなくても、グリーンを感じることのできる印象的なシチュエーションを作ることができれば、グリーンのもたらす効果を高く感じることができます。
植木鉢は植栽のできない空間に、置くだけという手軽さでグリーンを取り入れられる便利なアイテムです。
また「玄関に大きなオリーブの木がある店」「赤い植木鉢があるところ」など、目印としても効果的です。
エントランス、窓まわり、床置き、テーブルの上、テラスなど、店舗ではグリーンを取り入れられる場所が豊富にあります。
最近は、壁面いっぱいにグリーンを飾ったり、おびただしい数のハンギングを吊り下げた温室のようなカフェも増えてきて、ますますグリーンが注目されています。
そこまでのこだわりはなくても、黒板やメニューボードなど視線が集まる場所にグリーンを配置することで、オシャレ感もぐっと高まります。
触れることのできない高い場所や遠目に見える場所では、フェイクグリーンでも視覚効果を十分に感じることができます。
最近のフェイクグリーンは見違えるほど優秀で、本物そっくり。
上手に使い分ければ、無理なくグリーンを取り入れることができます。

店舗におすすめの植物

エントランスやテラスでは、お店の象徴になるようなシンボルツリーを植えておくと効果的です。
店舗では、かっこいいけど気難しい植物よりも、よく目にする定番の植物であっても冬の寒さでも枯れない、丈夫な植物が向いています。
人気の上位は、オリーブ、アガベ、コニファー。
とくにオリーブは、育てやすさや耐寒性はもちろん、どんなテイストも綺麗に見せるナチュラルな雰囲気があるので、群を抜いてよく使われています。
ローズマリーとの組み合わせは、ナチュラルな演出にはぴったりです。
アガベは乾燥や寒さにも強く、成長の遅いこともうれしい多肉植物。
シャープで洗練された都会的なイメージの植物です。
店舗内には、水やりのストレスが少ない乾燥に強く、耐陰性のある植物が向いています。
中型~大型サイズは、シェフレラ、ドラセナ、パキラ、フィカス類がおすすめ。
いずれも耐陰性があり、乾燥にも耐える種類です。
空間に余裕があり、葉が広がる樹形のものが置ける場合は、モンステラも耐陰性が強いです。
テーブルの上など省スペースには、ポトスや中型~大型でもご紹介したシェフレラやパキラのミニタイプがおすすめ。
とくにポトスは、古い葉を落とすことなく生長する植物なので衛生的です。
エンジョイのように、生長のゆっくりな種類は手間もあまりかかりません。
同じドラセナでも、品種によってイメージはずいぶん異なります。
病院やクリニックは枝分かれした自然樹形が美しレフレクサ、美容院は葉がシャープで個性的なコンシンネ、カフェは幸福の木ともよばれるフラグランスなど、店舗の提供したいイメージにそった色や形の植物を選ぶと、店舗のコンセプトがより明確になり効果的です。
店舗は、明瞭な導線がある空間なので、無理のない大きさと姿形の植物を置くように注意してください。

店舗におすすめの植木鉢

店舗では、植物の置き場所がお客様の目線に近い場所であり、インテリアの一部として注目されることが多く、植木鉢の素材や質感、色柄が印象深く伝わります。
おすすめの植物の記事でもお伝えしましたが、店舗では植物に珍しさを求めるよりも、植物は定番であっても植木鉢とのカップリングで見ごたえのある光景を作ることがおすすめ。
内装や外観に合わせて素材やカラー、形を選ぶことで、インテリアの一部としてより自然に空間がまとまります。
店舗では、存在感のあるテクスチャーの植木鉢に挑戦したり、色違いのポットでリズムをつけるなど遊び心を持たせた鉢選びはセンスの見せどころです。
室内で使用する植木鉢は、移動することも考えて、丈夫で軽い素材を、屋外用は紫外線や雨、雪など急激な温度変化や湿度の変化に耐える、強風でも倒れない重さと強固さがあるものを選びます。
また、店内で使用する場合は、土がむき出しにならないように、インテリアウッドやココファイバーマルチ、マルチストーンなどで土を覆うこともおすすめします。
土の舞い上がりだけでなく、乾燥防止にもなるので、水やりの手間の軽減にもつながり効果的です。

エントランスにおすすめの植木鉢

入り口のメニューボードや看板などのまわりにグリーンを取り入れると、柔らかな雰囲気になるばかりでなく、外観と一体化してわかりにくかった看板も引き立ち、入り口をわかりやすくする効果があります。
エントランスには、印象的なテクスチャーの植木鉢を置くとオシャレ感が高まります。
重さと安定感のある陶器鉢の中でも、アンティーク加工されたアイテムはとくにおすすめ。
木やタイル、白みがかった壁など、幅広いカラーに馴染み、今流行りの銀葉系の樹木にも合わせやすく、落ち着きのある空間に仕上げることができます。
入り口にある程度大きめの植栽スペースがある空間にも、季節の寄せ植えでカラーを追加するとより明るい印象になります。

エントランスにおすすめの植木鉢ランキング

1位

アビスネブラ トール

ブラウンのボディに、白いモヤがかった模様が個性的な大型のポットで、遠目に映る景色がとても綺麗です。
トールタイプは中~大型の樹木にも対応。高温で焼いているので、寒冷地の使用も◎です。

2位

テラアスタ カテラ

モヤがかかったような古びた表情のテラコッタポットで、底広で倒れにくい形は樹木にも安心して使用できます。
計算されたラインと、やわらかなフォルムがとてもオシャレ。
オレンジ色のテラコッタではカジュアルすぎる場面でも、しっくり馴染む落ち着いたカラーです。

3位

トリニダード 972

チャコールブラウンはモダンな和テイストを感じさせるデザインで、グリーンとの相性は抜群です。
表面は土らしい質感を活かした荒削り仕上げで、重厚で落ち着いた存在感があります。

テラスにおすすめの植木鉢

テラスに置く植木鉢は、テーブルや椅子に合わせたカラーや素材を選ぶとインテリアとして統一感が出て、スッキリとまとまります。
デザインもシンプルにすることで、空間的な広がりを感じることができ、居心地のよい空気感を作ることができます。
テラスは風の吹き抜ける空間であることも多く、ある程度の重さがあると安心ですが、レイアウトに変化が必要な場面も多々あります。
そのような店舗では、軽量が特性のファイバー強化セメントなどを上手に取り入れることでクリアできます。

テラスにおすすめの植木鉢ランキング

1位

コントン・ポット ダムキナ

強光線や雨、雪でも色あせしない強固なつくりのセラミックポットです。
カラーを厳選し、角を面取りしてディテールにもこだわっています。

2位

テラアスタ カテラ

バランスの良いフォルムは雰囲気のある伝統的な美しさを保ちつつ、モダンさも感じさせてくれます。
水はけを良くすれば凍て割れもしにくく頑丈です。

3位

ルッカ WY10マット

都会的でモダンなデザイン。
重厚感があるのに軽量で扱いやすいので、レストランやカフェ、ショップにもおすすめです。

窓辺にぴったりな植木鉢

外の見える、大きな窓がある店舗では、外からの目線をさりげなく遮るとともに、内側からは心地よい景色を作り出すことができるグリーンカーテンを取り入れても素敵です。
下から立ち上がるディスプレイでは、植物を這わせるための支柱が必要になり、表裏の両方から見るにはあまり美しいとはいえません。
でも、吊り下げるディスプレイではそんな心配もなく、より自然な動きのある景色になります。
いくつかの植物を高さ違いで吊り下げたり、同じ植物を編み方が異なるジュートとコーディネイトするなど、アイデア次第でお洒落さがアップします。
高さのある場所ではフェイクグリーンも活躍します。
吊り下げる飾り方では、風が強く当たるような場所での使用は注意が必要です。
外で使用する際には、深い軒下のあるテラスや壁から突き出した壁掛けフック、大きめの木々など、広めの空間を利用してディスプレイすることをおすすめします。
また、テラリウムなどのようなガラス素材の植木鉢は、窓辺ではとくに光を受けて綺麗。
ストーリー性のある楽しいディスプレイができます。

窓辺におすすめの植木鉢ランキング

1位

ジュートプラントハンガー

編み方の異なるジュートハンガーのシリーズで、鉢を受ける部分までの高さが異なるので、いくつか組み合わせるだけで、自然と高低差が出ます。
セットする植木鉢も4~9号と幅広く対応。S字フック付きです。

2位

テラリウム キューブ(楽天店)

角を1箇所スライスしたユニークなデザインです。斜めに映る景色は、のぞき込むような面白さがあります。
開口部が広く、ディスプレイのしやすさは◎です。

3位

ハンギングバード

天然木で作った10cmほどの鳥たち。ナチュラルテイストいっぱいのアイテムです。
羽ばたく姿は3種類。動きのある景色を作りたいときにぴったりです。

テーブルにおすすめの植木鉢

テーブルの上には、光を反射する素材や陰影の出たテクスチャー、チョークで書ける塗装のあるものなど、素材に特徴を持たせると、たった一つあるだけでもセンスと遊び心を感じさせる目を引くコーナーになります。

テーブルにおすすめの植木鉢ランキング

1位

ラウハ

シンプルなポットにスパッタリングのような模様で可愛らしい雰囲気の仕上がりです。
小ぶりなのでデスクや窓辺にちょこんと置いて、グリーンとインテリアのコーディネイトも楽しめます。

2位

モザイクポット

ガラスチップを張りつけた手作り感いっぱいの陶器鉢です。
レトロな雰囲気がとってもキュート。別売で専用の受け皿もあります。

3位

シリンダー11受け皿付き(楽天店)

土と鉢のコントラストがとっても綺麗なガラスポット。
打ち出し加工のようなメタルカラーがとてもお洒落です。

フロア置きの観葉植物にぴったりな植木鉢

メインの大きな観葉植物には、上質なつくりの、素材感があるポットがおすすめです。
とくに天然素材を使った温かみのあるポットは、リラックスした心地よい空間づくりには欠かせません。
今はスタイリッシュな中にも柔らかさや温かみをミックスしたスタイルが求められています。
木目やコンクリートの質感を生かした、味わいのあるポットを選ぶことで、ゆったりした空間を演出できます。

フロア置きの観葉植物におすすめの植木鉢ランキング

1位

リサイクル・ウッド

木目を引き立たせた塗装が、今流行りのヴィンテージ感あふれるスタイルにぴったり。
キューブ型やパーテーションなど壁面に無理なく設置できるデザインです。
□33.5cmのキューブ型にはオプションシートもあるので、ベンチとして利用することも出来ます。

2位

アルマー コニック

天然の竹を加工して形づくったバンブーの器に、カラフルなPP樹脂で模様を入れたバスケットを組み合わせた、カワイイ鉢カバーです。
Φ42は尺鉢に対応しています。

3位

ウッド・プランター シリンダー

ワイン樽にも使われている腐食に強いアカシア材で作られたウッドプランターで、都会的でおしゃれなカフェにもぴったりです。
Φ40cm、Φ50cmは、尺鉢に対応。ガタツキのない高品質なつくりです。

4位

コンクア キューブ

打ちっぱなしのコンクリートのような、ふわっとした濃淡のある風合いが持ち味。
しっかりとした厚みをもたせた、重厚感にこだわったシリーズです。