ビジュアルのかっこいい植木鉢!インダストリアルテイストに必要な要素とは

インダストリアルテイストとは?

無駄をとことんそぎ落として生まれた、優美な装飾のない純粋なフォルムと機能が織りなす美しさは、どこか懐かしく機械的な古めかしさも感じさせます。
インダストリアルとは産業・工業において美しさや使いやすさを追求し、その結果として製品の商品性を高めるデザインで、1920年代から現れ始めたといわれています。
もともとインダストリアルはスタイルでもなんでもなくて、日常の中に当たり前のようにあるものでした。
しかし、いつしか機能的な外観、剥き出しの構造、廃材・廃品を再利用したモノの持つさりげなさやビジュアル的な魅力が評価されるようになりました。
工場や病院、学校や鉄道会社の事務所などで使用されていた実用性を最優先した家具や道具の使いやすさや見た目の美しさは、現在からするとその飾らない無骨さがかっこよく映っているのかもしれません。
このUSED感と無骨な雰囲気が格好いい、仕事場風のテイストを持たせたインテリアは“男前インテリア”ともよばれ、人気のインテリアスタイルになっています。
工場や工事現場などで使われているようなスチール素材のロッカーや雑貨、ランプなど作業場風のインテリアをセンスよく取り入れ、古びたワイヤーラックや素朴な木箱、ヴィンテージの薬棚などの上質な素材を使って長持ちするように手作りされたものをアクセントに加えることで、ヴィンテージ感の中にも丈夫で機能的な側面を持たせ、すっきりとした清潔感のある空間に仕上げます。
人気は一向に衰える兆しを見せず、今では元工場を改装したロフトだけでなく、豪邸の壁にもインダストリアルな空気感が広がっています。
2016年に大流行したコーディネートでは鉄素材やシルバー素材が多くみられましたが、ピンクを帯びたカッパー色や淡いパステルカラーなど温かみのあるカラーを加えることで、冷たくなり過ぎない、どこか上品さのあるヴィンテージ感に移行しつつある兆しです。
この記事では、そんなインテリアトレンドとして人気のインダストリアルテイストを生活に取り入れるポイントと、インダストリアルテイストにぴったりな植木鉢をご紹介します。

家で楽しむインダストリアルテイスト!
テイストを取り入れる4つのポイント

  1. 巨大な空間を仕立てる
    インダストリアルスタイルの起源は、倉庫、ガレージ、缶詰工場など、大きくて広々とした建物です。
    家具をうまく配置して空間を上手に仕切り、できるだけ巨大な空間を作り上げましょう。
  2. USED感とさりげなさ
    インダストリアルスタイルの決め手になる材質といえば、メタル。
    ブリキ、スチール、鉄やアルミニウムはクールで機能的な印象がありますし、ゴージャスになりすぎない適度な艶感があります。
    工場や倉庫で使われてきた調度品、業務用のライト、パイプ、溶接された階段やカウンター天板は、大抵このスタイルにはまります。
    錆びたワーヤーバスケットやブリキのバケツなど使い込まれた小物を利用して個性的な味わいを加えれば、さらにテイストが際立ち、美しさを感じさせてくれる空間になります。
    そのあたりに置いているというラフ感も大切。
    何気なく部屋の中に置いているような雰囲気がとってもインダストリアルな雰囲気を作り出します。
  3. 基本カラーは、グレー
    インダストリアルスタイルのカラースキームといえば、なんといってもグレー。
    黒や白、シルバーでアクセントを効かせます。
    このスタイルに似合う色の幅はそんなに広くありませんが、赤やオレンジなどはメタリックカラーの差し色としてよく利用されているようです。
  4. レンガ、木+鉄、レザー
    「レンガ壁」「木+鉄」「レザー」は、インダストリアルインテリアを作るときポイント。
    古めかしさもあるアイテムを選択すれば、さらにインダストリアルな雰囲気が引き立ちます。
     古い工場などにある色あせたレンガ風の壁を部分使いすれは、インテリアのアクセントにもなります。
    全てを金属製の家具や雑貨にするのではなく、木材を取り入れて、温かみとかっこよさのバランスをとることでスタイルを際立たせます。

インダストリアルテイストには、こんなグリーンがおすすめ!

植物も見た目で選ぶ

装飾のない機能的なデザインを追求したこのスタイルでは、グリーンも見ためが肝心。
不可思議なラインやユニークな形の葉をもつものなど、まるで計算されたようなフォルムをもつクールな印象の植物がこのスタイルには似合います。
サンセベリアやドラセナ、モンステラといった人気のある系統の観葉植物でもとくに強い個性のある種類を選ぶと、目指す、こびない男前スタイルに近づきます。

おすすめの植物6選!

  • サンセベリア・ゼラニカ
    グリーンの濃淡が作り出すの横縞模様が特徴で、サンセベリアの中でもとくに乾燥に強く、とても丈夫です。
    黄色い縁取りのローレンティーよりも耐陰性が強く、落ち着きのあるカラーです。
  • モンステラ・フリードリヒスタリー(マドカズラ)
    自生地では木に巻き付いて育つ、つる性の植物です。
    熱帯雨林のスコールでも葉が傷まないように、葉に大きな窓をたくさんつけることを選んだ植物で草姿はとってもユニーク。
    性格はモンステラそのものです。
  • ドラセナ・ソングオブジャマイカ
    ドラセナ・レフレクサを改良した中央に淡いストライプのラインが入る美しい品種です。
    生育旺盛で次々と新芽が出て、独特の樹形を作ります。
    動きのある姿は「ジャマイカの歌」そのもの。 比較的ゆっくり成長するので自然樹形で楽しみたい。
  • ドラセナ・カンボジアーナ
    細長い葉が噴水のように広がる、近年注目の品種です。
    しっかりとした幹とカールして垂れ下がる葉姿がとても優美。
    耐陰性が強く、ドラセナの中でもとくにゆっくりと生長するので、育てやすさでもおすすめです。
  • チランジア・ウスネオイデス
    スパニッシュモスとも呼ばれ、細長いヒモのような銀葉が垂れ下がる姿はとても絵になります。
    エアプランツの中ではもっとも水分を好むもののひとつ。
    生長が早く、丈夫で育てやすいので初心者にもおすすめです。
  • アラレア
    ギザギザしたノコギリ葉が手のひらのように広がるシェフレラの一種で、葉の透け感がとても涼やかです。
    乾燥に強く、耐陰性もあるので置き場所を選びません。

インダストリアルテイストを目指す人必見!
インダストリアルテイストにぴったりな植木鉢とは

このスタイルでは、ある程度大ぶりな植木鉢で存在感を出したほうがスタイルが際立ちます。
ダークカラーを使うと重厚で落ち着いた雰囲気が作れるので、ブラウンやブルーを取り入れる場合でも明るいブラウンや鮮やかなブルーよりは、くすんだディープカラーの方がインダストリアルインテリアな雰囲気が出せます。
植木鉢は釉薬によって、ヴィンテージやレトロテイストのもつ渋い光沢のある複雑なカラーを表現することができ、フロア観葉に適したサイズも豊富にあります。
また、このスタイルの基本アイテムのひとつであるコンクリート素材は、重厚感がありながらも軽量で扱いやすい商品が豊富にあります。
とくにこのスタイルには角形がおすすめ。
キューブや角柱、スクエアなど、すっきりとしたエッジをきかせたタイプは、どんなグリーンもかっこよく仕上げることができます。
インテリア小物では鉄素材やシルバー素材からコッパー(銅色)のようなメタリックでありながらも温かみのある色合いを取り入れるのが最新トレンド。
一つあるだけでも十分に存在感があるので、ポイント使いでトレンドを上手に取り入れましょう。
また、カットしたガラス、ユーズド感のあるブリキや薬瓶もインダストリアルな雰囲気があるアイテムです。
個性的な空間を作り出るエッセンスとして、さりげなく空間を盛り立ててくれます。

インダストリアルにぴったりな植木鉢ランキング

1位

コンクアピラー

打ちっぱなしのコンクリートのようなふわっとした風合いがカッコいいコンクアシリーズ。
大きく広がる植物に迫力を持たせるタワー型、株立ち樹形を美しくまとめるキューブ型など、オーソドックスなグリーンから個性的なグリーンまで幅広く対応できるスタンダードデザインです。

2位

ウーヌス ユーポット

黄銅、黄金、黒色が混じりあった豊かな表情のポットで、鈍い輝きと重厚なつくりが空間をシックに演出します。
表面がガラス質でコーティングされているので、室外で使用しても汚れがつきにくい仕上がりです。

3位

ホルスド

パウダー状の石粉でできた鉢カバーで、マットで滑らかな質感はとても工業的です。
薄く均一でシャープな仕上げはすっきりとしていてスタイリッシュ。
オリーブやマーブルはこのスタイルにぴったりなカラーです。

4位

カットボトルベイス14(楽天店)

ボトルをカットしてだけのシンプルなデザインのベイスです。
球根だけでなく、いま流行りのサボテンの水耕栽培にもおすすめ。
USED感がこのスタイルによく似合います。

5位

ラーケルシリンダー コッパー(楽天店)

シンプルに徹したメタル素材のポットで、スタイリッシュさが際立つ美しいデザインです。
直径6、9、11、13cmとサイズも豊富。
とくに赤みを帯びたコッパーはレトロテイストとも相性が良く、上品な印象に仕上がりおすすめです。

ハーレイ受け皿付き

表面の釉薬がかっこいいポットで、ひと味違うごつごつとした質感は個性的な植物にも負けない存在感です。
需要の多い3.5寸と5寸のポリポットにぴったり合うサイズで、色調で雰囲気ががらりと異なります。

ピックアップ

アッシュ モノクローム(楽天店)

強化セメントボードを使ったガーデンファニチャーシリーズ、アッシュ。
セメントボードのみでできたモノクロームは、シンプルで洗練されたこのスタイルにぴったりです。
軽量で屋外でも錆びない材質なので使いやすさも◎です。

ピックアップ

キセログラフィカ ピックk(楽天店)

銀葉のエアプランツの中では、光を好むキセルグラフィカ。
ワンポイント使いならフェイクグリーンもおすすめです。
幅26cm、淡いピンクタイプもあります。