植木鉢で楽しみたい、夏の花20選!秋まで長く楽しめる草花たち

夏のガーデンを明るく元気に

暑い季節がやってきた来ました。いよいよ夏本番。ガーデンもがらりと様変わりです。
しっとりとした雰囲気から一転、赤や黄色、オレンジなど暖色を基調とした明るく元気なカラーの花たちでガーデンは埋め尽くされていきます。
この記事では、夏に咲く花の中でも、とくに植木鉢で楽しみたいおすすめの花をご紹介するとともに、夏の花たちにぴったりな植木鉢をご紹介します。

夏の花とは

熱帯生まれで暑さに強い

夏の花たちは熱帯アジアや熱帯アメリカ、太平洋やインド洋の島々など熱帯・亜熱帯地方を原産とする暑さに強い植物と、北アメリカを原産とする乾燥に強い植物たちが揃い、強い日射をもろともせずに咲く強健な植物であふれています。
夏はさまざまな植物を寄せ植えするよりも、同じ植物を単体で植えた方が見ごたえがあります。
それは日光に当たりやすくすることや風通し、水の管理といった日常の管理のしやすさだけでなく、ほかの季節に比べて植物の生長スピードも速いからです。

夏の花を選ぶポイントは

草丈がポイント

夏の花は、地面を這うように伸びるハナスベリヒユやマツバボタン、こんもりと横に広がるペチュニア、すっと立ち上がって咲くヒマワリやホリホックのように、種類によって生長した高さがかなり異なりますので、どんな植栽にしたいのかイメージすることが大切です。
トロピカルでリゾートにいるような雰囲気をもつハイビスカスやブーゲンビリアやスイレンのような水辺に咲く植物も夏らしい演出に役立ちます。
グリーンカーテンとしても人気の西洋アサガオだけでなく、緑の風船のような実が楽しめるフウセンカズラやオレンジの花をたくさん咲かせるノウゼンカズラなどつる性の植物も日陰を作ってくれるかわいい花たちです。

おすすめの花

1. アサガオ

花の特徴

言わずと知れた夏の風物詩で、あんどん仕立ての鉢植えが定番です。もともとは薬として中国からもたらされ、江戸時代から観賞用として日本独自に改良されてきました。最近は花つきがよく、秋まで咲き続ける”ヘブンリーブルー”など西洋種が人気。フェンスや生け垣を埋め尽くす姿は圧巻です。

植木鉢で育てるときのポイント

あんどん仕立ての場合は4~6号鉢に1株、7号鉢に2~3株が目安です。在来種はあんどん仕立て、洋種は生育旺盛なので地植え向きです。

花期:7月~10月

2. ペチュニア

花の特徴

初夏から秋まで鮮やかな花が絶え間なく咲き続ける、夏のガーデニングに欠かせない花です。豪華な大輪の八重咲きや株を覆うように咲く小輪の多花種などバリエーションは増え続け、かなり個性的なものもあるので、毎年育てていてもあきません。サフィニアはペチュニアをバージョンアップした品種で、従来品に比べ強健。枝がふわっと広がり、雨に濡れても花が傷まないことですっかり定着しました。成長が早くて丈夫なので、初心者にもおすすめです。

植木鉢で育てるときのポイント

購入してから2週間後、満開になった時、8月下旬と定期的にカットして液体肥料を与えると、こんもりとして秋まできれいな花を絶え間なく見ることができます。寒い季節はパンジー・ビオラ、暑い季節はペチュニアを植えておけば、ほぼ一年中花に囲まれて過ごすことができます。

花期:6月~10月

3. マンデビラ

花の特徴

春から霜の降りる頃まで花が咲き続け、暑い夏の時期でもよく開花します。以前はピンクがほとんどでしたが、白や赤、白からピンクに変化するものなどがあり「サンパラソル」という呼び名でも認知されるようになってきました。
つる性なので、トレリスやネットなどに絡ませて緑のカーテンにしたり、あんどん仕立てなどの鉢植えとして楽しむことができます。

植木鉢で育てるときのポイント

春から秋は屋外に置いてよく日に当てて育てます。土の表面がよく乾いてから水やりします。

花期:5月~10月

4. 宿根バーベナ

花の特徴

花が少ない真夏の炎天下でも生育旺盛に咲き続け、花は春から晩秋まで長く楽しめます。サクラのような愛らしい花が集まって咲くことからビジョザクラともよばれています。さまざまな品種を交配し”花手毬”や”タピアン”など鮮やかな人気品種が次々に生まれています。暑さに強く、花つきがよいだけでなく、こんもりと横に広がってまとまるのでハンギングにも最適です。

植木鉢で育てるときのポイント

ハンギングでは、7号鉢に3株ほど植えるとこんもりとまとまります。夏に半分くらいの高さでカットすると、秋の株も綺麗に咲きそろいます。

花期:5月~10月

5. インパチェンス

花の特徴

1日2~3時間しか日の当たらない場所でも長く咲き続け、日陰の場所を明るくする便利な花です。花の咲く植物の置き場所の目安にもなる花で、この花が咲く明るさならほとんどの植物が生育できます。ホウセンカの仲間で、花が終わるとぷっくりとした果実ができます。水やり以外にはとくに作業もなく、葉も茂るのでハンギングにも向きます。

植木鉢で育てるときのポイント

室内では、葉の美しい四季咲き性(季節を問わず、何回でも花が咲く)のニューギニア・インパチェンスがおすすめ。強光線と乾燥が苦手な多年草です。

花期:5月~10月

6. ニチニチソウ

花の特徴

つぎつぎと日々花が咲くことから名前がつくほど花期の長い花で、夏の強光線や高温乾燥など、他の植物が苦手とする条件下でももろともせず旺盛に咲き続けます。枝が横に広がりこんもりとまとまるので、ハンギング仕立てにしてもきれい。夏から秋の鉢植えに重宝です。気温が低くなってくると花が小さくなっていきます。

植木鉢で育てるときのポイント

多湿には弱いので、梅雨時期は雨の当たらない場所で育てた方が株が傷みません。移植を嫌うので、苗を植えつけるときは根を崩さずに植えつけましょう。

花期:6月~9月

7. サルビア

花の特徴

セージなど仲間も豊富なサルビアですが、公園などでも見られる赤いガクのスプレンデンスやブルーのファリナセアなどが一年草として広く扱われています。西日の中でも次々と花が咲き乾燥にも強いので、手の届きにくいボックスにも好適です。レウカンサやミクロフィラなどの多年草タイプは背が高くなるので、花壇や大きなサイズのポット向きです。

植木鉢で育てるときのポイント

花軸を切ると、2番花、3番花が楽しめます。秋まで楽しめるよう定期的に追肥しましょう。根元を腐葉土やバークたい肥で覆うと乾燥や西日を避けられ、生育が安定します。

花期:5月~11月

8. アンゲロニア

花の特徴

エンジェルラベンダーともよばれています。ラベンダーのように花穂が細長く伸び、甘い香りもありますが花色はもう少しはっきりしています。特別な管理は必要なく、初夏から秋までずっと咲き続けます。暑さにもとても強く、草丈もあまり高くならないので寄せ植えの材料としても利用できます。

植木鉢で育てるときのポイント

夏は旺盛に生育します。咲き終えた花穂を切り戻せば、花は繰り返し咲きます。風通しよく管理するためにも行いたい作業です。

花期:6月~10月

9. ペンタス

花の特徴

ギリシャ語で”5”を意味するペンタス。星形の小さい花がまとまって咲く、涼し気で上品な花です。熱帯の植物で、本来は低木状に育ちますが、タネから育てる矮性に改良された品種が花壇苗としてよく普及しています。赤、白、ピンクともに控えめな色調で、他の草花とも合わせやすく寄せ植えにも重宝。ひ弱そうに見えて、夏の暑さもへいっちゃら、春から秋まで長期間、暑さに負けずによく開花します。

植木鉢で育てるときのポイント

花期が長いので、開花期間中は月に2~3回、液体肥料を与えます。花が終わったら、花柄をつまないとタネをつけて衰弱します。切り戻しながら枝を増やせば、よくまとまり花も多くつきますよ。

花期:6月~10月

10. ハイビスカス

花の特徴

南国の島々を連想させる鮮やかで明るい花が魅力です。赤、黄色といった原色がイメージされますが、ピンクやオレンジもまた違った魅力があります。寒さにも思いのほか強く、関東以西では地植えもできます。温度が確保できれば周年花が咲きます。日陰ではつぼみのまま落ちやすいので、直射日光の当たる場所で育てましょう。

植木鉢で育てるときのポイント

春から伸びる枝に花芽をつけます。気温が下がって鉢を室内に取り込むときに、枝を半分くらいに短くカットすると、株を小さく仕立てることができます。

花期:6月~9月

11. ヒマワリ

 

花の特徴

太陽の動きに合わせて花が回ると信じられていたヒマワリ。夏花壇でひときわ存在感を放つ、たくましい花です。草丈30cm程度の矮性種も増え、広い花壇でなくても育てられる種類が増えてきました。大型のコンテナで群れて咲かせるのはもちろん、小さな鉢に数本植えても楽しめます。

植木鉢で育てるときのポイント

土からの吸肥力が強い植物です。近くに植える植物に影響が出ることもあるので、寄せ植えにはせず、単独で植えた方が無難です。

花期:7月~10月

12. ホクシア(フクシア)

花の特徴

「女王様のイヤリング」ともよばれる、枝先から垂れ下がるぷっくりした花姿が魅力です。反り返ったガク、下向きの花、長いおしべは赤、ピンク、白、紫の色合わせによってかなり印象が違います。花が咲くまでのつぼみの変化も楽しみの一つ。夏越しの難しい植物ですが、日本で作出された”エンジェルス・イヤリング”は、その中でも耐暑性に優れています。

植木鉢で育てるときのポイント

吊り鉢にも向きます。葉が8枚になったら先端をカットし、枝数を増やすことを繰り返すと、こんもりまとまった美しい株になります。

花期:6月~9月

13. トケイソウ

花の特徴

個性的な花の形を時計の文字盤に見立てたことからトケイソウ(時計草)の名がつきました。常緑のつる性植物で、鉢栽培ではアンドン仕立てが一般的ですが、関東以西の暖地では庭植えも可能です。トケイソウの仲間であるクダモノトケイソウの実はパッションフルーツとして売られています。暑さに強く、とても丈夫なので、ちょっと変わったグリーンカーテンとしても利用できます。

植木鉢で育てるときのポイント

剪定はとくに必要ありませんが、元気な株は4~5mにもなります。不要に伸びた枝は切り詰めてもかまいません。剪定は12~2月が適期です。

花期:5月~8月

14. ブーゲンビリア

花の特徴

南国を思わせるような鮮やかな花色のつる性植物で、ハイビスカスと並ぶ、熱帯を代表する花木です。夏の間じゅう花を咲かせ、暖かい地域では庭でも楽しめます。温度があれば、ほぼ周年咲くほど強健。花は葉のつけ根に咲き、咲かなかった時はトゲになります。

植木鉢で育てるときのポイント

花は若い短い枝につきます。鉢植えでは、長く伸びた枝は花後に短くカットし、新しい枝を伸ばして育てましょう。夏以外は室内の窓辺で育てましょう。

花期:5月~9月

15. ルリマツリ(プルンバーゴ)

花の特徴

半つる性の低木で、美しいブルーの花や涼し気な白い花を真夏から秋にかけて次々と咲かせます。ツルはしなやかに伸びて、誘引すれば壁に這わせることもできます。レンガとの相性も良く、暑さを忘れさせてくれる素敵な空間を演出してくれます。低温下では葉が落ちることがあります。

植木鉢で育てるときのポイント

バランスが悪くなったら枝をカットして整えます。節々から新芽が出るので、どこでもカットできます。株元から枝を出し大株になります。2~3本残して育てるとスッキリとした株になります。

花期:5月~9月

16. メランポジウム

花の特徴

黄色い花を夏じゅう咲かせ、淡い緑色の葉と黄色い花のコントラストがミニミニヒマワリといったところです。本来は鉢植えの品種ですが、夏の暑さに強いので、夏花壇でも利用することができます。日なたから半日陰でもよく育つ丈夫な花は、花が極端に減る真夏にも重宝です。

植木鉢で育てるときのポイント

横に広がるので、ハンギングでも利用できます。多湿による蒸れは苦手ですが、あまり乾燥させすぎないように注意しましょう

花期:6月~10月

17. ジニア

花の特徴

百日草の名の通り、花もちのよさには定評があります。幾重にも重なる花びらの美しさで古くから親しまれ、カラーも豊富です。強い日照と高温乾燥を好むので、夏の花壇でも活躍します。背の低い園芸種を平鉢いっぱいに咲かせても素敵です。土質を選ばず、地植えにも寄せ植えにも利用できます。

植木鉢で育てるときのポイント

小型の園芸種はヨーロッパで一般的によく見られる雑草”キンセンカ・アルウェンシス”を日本で改良した新しい品種です。霜にも強いなんて画期的です。

花期:6月~11月

18. アガパンサス

花の特徴

帯状の葉の中央にしっかりとした花軸が伸び、ブルーや白、藍色の美しい花を咲かせます。株はどんどんボリューム感を増し、横にずっしりと張り出します。立ち姿はとても優雅で、とくにブルーや紫の美しさは格別です。葉も光沢がありきれいなので、アプローチに列植したり、大きめのコンテナに植えて玄関先に置いても見ごたえがあります。冬に葉がかなり痛みますが、春には葉が復活するほど性質が強く、植えっぱなしでもほとんど手がかかりません。

植木鉢で育てるときのポイント

鉢植えでは、ギリギリおさまる小さめの鉢のほうが早くいい花が咲きます。

花期:4月~8月

19. ナスタチウム

花の特徴

金蓮花の字があてられるように、水をはじく艶やかなハスに似た葉と、紙細工のような鮮やかでふんわりとした花が印象的な花です。観賞用に楽しむだけでなく、花も葉も食べることができる”エディブルフラワー”としても有名です。ハンギングバスケットに仕立てると短時間でボール状に茂り、最盛期には花で覆われます。

植木鉢で育てるときのポイント

高温多湿を嫌うので、夏は半日陰に移すか、ベランダの高い位置に吊るしましょう。

花期:6月~10月

20. スイレン

花の特徴

水生植物の代表格で、花が水面に浮かぶように咲き、驚くほどきれいです。一つの花は3日間ほど開閉を繰り返し、その後は子孫を残そうと水中に沈みます。耐寒性と熱帯性に分類され、耐寒性スイレンは、とくに防寒の必要もなく水の中で越冬しますが、熱帯性スイレンの場合は水温が15℃以下では枯れてしまいます。ベランダでは小型のヒメスイレンがおすすめです。

植木鉢で育てるときのポイント

枯れた葉はこまめにすくい取り、水を清潔に保つように心がけましょう。秋に開花終わったら睡蓮鉢からあげて、水を張ったバケツにそのままつけ、5~10度に保てる場所に置いて、4月中旬に小さな浮き葉が出てきたら睡蓮鉢に移しましょう。

花期:耐寒性品種5月~10月、熱帯性品種7~10月

夏らしい植木鉢とは

小さな植木鉢は乾きやすいので、夏は十分な土の量が入る横長プランターがおすすめです。あまりたくさんの種類の植物を植え込まずに、低木と組み合わせたり、メインの花とカラーリーフだけでも十分に見ごたえのある植栽ができます。
夏は風通しよく仕上げるのがポイント。
ジュートやコットンのプラントハンガーを使って吊るすディスプレイもこんもり茂る夏の花たちを素敵に見せる飾り方です。
夏の演出には水生植物も効果的。和風過ぎないアジアンな雰囲気をもつシンプルデザインの水鉢なら、洋風の家でも使いやすい。

おすすめの植木鉢

ラムダ・スリム 長角プランター ベアロック
むき出しの岩肌のようなテクスチャーを施したセメントポットです。見た目は重厚感がありますが幅80㎝、奥行き・高さが30㎝で13㎏と軽量なので、扱いやすさも◎です。

ロータス A02(楽天店)
古来からの製法で手作りされた睡蓮鉢です。落ち着きのある濃茶のボディが花色を引き立てます。タイ製。

マクラメ ハンガー レッド/グリーン
ちょっと民芸チックで可愛らしいマクラメハンガーです。6~8号サイズの植木鉢向きです。

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