植木鉢でミニガーデン!小さな庭にもなる植木鉢とは

小さな庭のある空間とは

ミニガーデンというと、皆さんはどんな庭を想像するでしょうか。
狭くても、土がむき出しになった植栽スペースがある場所、レンガなどで枠を作って植物のためのスペースを作った場所、数個の植木鉢をまとめてコーナーを作った場所、中には自然の風景を凝縮して植木鉢の中に表現する「寄せ植え」を連想された方もいらっしゃるかもしれません。
この記事では、植栽スペースに植木鉢を取り入れるときのポイントとミニガーデンにおすすめの植木鉢を厳選してご紹介します。

植栽スペースを自分で作る

庭のある空間に植木鉢を取り入れる

植物が好きな人にとって、あまり広くなくても土のある場所は貴重です。
奥行きが60cmでは草花が中心となりますが、80cmあればシンボルツリーも植えることができます。
家のまわりの小さな花壇や中庭、駐車場わきのスモールスペースは、もともとそんなに耕土は深くないかもしれませんし、全く栄養のない砂だけが入っていることもあります。
小さな植物でも手のひら2つ分は根が伸びるので、その深さまではシャベルで掘り返して、たい肥を土全体の2割ほど混ぜるか、新しい培養土をできるだけ混ぜ込むなど、土を改良すると植物の生育は格段に違ってきます。
石やレンガ等を使って、高さを上げて土を増やしてあげることも一つの方法です。
高い樹木、低い樹木と草花がバランスよく配置できれば理想的ですが、狭いガーデンでは大きめの樹木を植えると、あとは小さな草花しか植えられないこともしばしば。
樹木が植えられないこともあります。
そんなとき、様々なバリエーションのある植木鉢はとても便利です。
ぽっかり空いた中間の目線の高さに鉢を置くことで、背の高い樹木と小さな草花のつなぎ役としてまとまりのある落ち着いた景色を作ったり、植木鉢を組み合わせて土のないスペースにガーデンを作ることができます。
また、種類によっては生長が早く、ミニガーデンに植えこむことができない樹木も、鉢ならば生育が抑えられるのでシンボルツリーとして取り入れることができます。
平らになりがちな空間に、植木鉢を加えることで高低差のついた動きのある面白味も出てきますし、花盛りの寄せ植えや花鉢を持ち込むことで、いつでも花のある風景を作ることもできます。
鉢を上手に利用すると、ミニガーデンの表情はぐっと豊かになるのです。

土のないスペースには植木鉢ガーデン

タイルやコンクリートなど土のない無機質な場所にもグリーンを取り入れることができる植木鉢。
一鉢置くだけでも庭の表情が豊かになりますが、数鉢まとめて置くことでミニガーデンらしい存在感が出てきます。
植木鉢には、ラウンドタイプやシリンダー型、スクエア型やキューブ型、長形などさまざまな形があります。
とくに人気のシリーズは、同じ材質を使って色や形、サイズ違いでいくつかのバリエーションを展開していることがよくあります。
ミニガーデンでは、形、色、材質、高さに統一感やパターンがあると、空間がすっきりとまとまりやすくなります。
深めの植木鉢を高さ違いで1~3つほど配置し、それを中心に小型の鉢を揃えたり、低めの植木鉢もスタンドで高低差を出すなど空間を大きく使うことで、広がりのある空間を作ることができます。
植木鉢ガーデンにも、できればアイキャッチャーになる樹木があると効果的。
低い樹木でも、トールタイプや深鉢を使うことで、しっかりとした高さを出すことができます。
また、キューブタイプは立体的な枠づけをするにはぴったり。
植木鉢を配置するだけで、まとまりのあるコーナーを作ることができます。
通気性があって植物の根にもやさしいテラコッタ素材の中には、はじめから使いやすい3サイズがセットされたシリーズもあります。
比較的価格もリーズナブルですので、これからガーデニングを始められる方にもおすすめです。

ミニガーデンにおすすめの植物

記事の中で、ミニガーデンは目を引く樹木があるとまとまりやすいとお伝えしました。
根の伸びるスペースが豊富な地植えでは大きくなりすぎてしまう樹木も、植木鉢で育てると生育が制限される分、ゆっくりと成長するので安心です。
植木鉢で追加できるおすすめの樹木はシマトネリコ、常緑ヤマボウシ、フェイジョア、ジューンベリー、オリーブの5つ。
観葉植物でも人気のシマトネリコは、雑木風の自然樹形で人気が高まっている樹木です。芯を止めることで樹高の調整もできます。
常緑ヤマボウシは、病気や目立った病害虫もなく、葉が落ちないので育てやすい樹木です。赤い実が鈴なりにつく姿は、かわいさ満点です。
フェイジョアは、厚手の丸葉が密につけて、花のない時期もとてもキレイ。個性的な花をつけ、果実も食べることができます。
ヤマボウシやジューンベリーは紅葉も見ごたえがあります。
樹形が美しく、花や実、紅葉など一年を通して変化があるので楽しいこれらの樹木は、ガーデンに追加するにはぴったりです。
また、オリーブは美しい銀葉と樹形がとてもナチュラル。あるだけでお洒落感が高まります。
中心の鉢が決まったら是非、寄せ植えを加えてください。
寄せ植えは季節感とガーデンらしい、明るい雰囲気を作り出します。
寄せ植えについては、別の記事で詳しくお伝えしていますので、そちらも覗いてみてください。

ミニガーデンにおすすめの植木鉢

ミニガーデンには植物が引き立つ、シンプルな植木鉢がおすすめです。
一番わかりやすい統一感は、カラーを揃えること。
どんなカラーの植木鉢を取り入れるかで、ミニガーデンの雰囲気が定まり、植物も選びやすくなります。
レンガやタイルには、テイストが同じテラコッタの植木鉢やベージュ、チャコールブラウンなどナチュラルなカラーがよく似合います。
黒はコンクリートや石のようなグレイッシュなカラーと合わせると、スタイリッシュさが際立ち、和風建築にもマッチするきれいな風景を作ります。
白は、花色や葉がいきいきと見え、空間を明るく演出します。
芝生のような明るいグリーンやアンティーク調の加工をした白味かがった木目との相性もぴったりです。
また、あまり高さのない植木鉢ばかりしかないときは、スタンドを使って高低差を出すこともおすすめの方法です。

ミニガーデンにおすすめの植木鉢ランキング

テラコッタ E-23
手作りならではのあたたかみのあるフォルムと、どんな植物にも合わせやすい土色です。
通気性や水はけがよく、植物にもやさしい素焼き鉢です。

コントン・ポット キシャル
個性的でモダンなデザインのセラニックポットで、高温焼成しているので雨、雪、強光線でも色あせすることがありません。
Φ24は高さが22cmと31cm、Φ30は高さが31cmと39cmでそれぞれ2色展開。
組み合わせることで、楽しいコーナーができます。

テラコッタEBX1
安定のよいキューブ型の素焼鉢で、水はけがよく、高さもあるので植物の生長には◎です。
いくつか並べれるだけで、簡単にミニガーデンを作ることができます。

コルテスラウンド
切り出した石のような質感がかっこいい大型ポットです。
見た目には重量感がありますが、実はとても軽量で扱いやすさも◎です。