Gardening Tip For May 大きくなり過ぎた観葉植物を植えかえよう!

植えかえのベストシーズン到来!

観葉植物は、春~秋(5~10月)が成長期のため、植え替えもこの時期の行うのが一般的です。
とくに5月中旬頃からは気温も上がり、熱帯・亜熱帯地方生まれの観葉植物たちが生き生きと枝葉を伸ばす時期に入るので、植木鉢を一回り大きくして、根の伸びるスペースを確保することがスムーズに生長するために大切な作業です。
ちょっと窮屈そうだなと感じる鉢植えは、気分よく根を伸ばさせてあげるためにも、是非この時期に植え替えをしましょう。
根を傷つけないようにそっと植え替えをしていた秋口と違って、観葉植物が成長期に入り、スタイリングの変更や根のカットが必要な株分けなど、ある程度植物たちにダメージを与えるような大胆な植えかえ作業もこれから夏に行うのがベストです。
植木鉢で植物を育てる場合は、置き場所に制約があることも多く、植物を大きくするためだけでなく、根や枝をカットしてそのままの大きさの植木鉢で育てるために行うこともありますし、株立ちの植物では根元から次々と新しい芽が出てきて姿が乱れてしまい、本来育てたい株の邪魔をしてしまうこともよくあります。

この記事では、植物を大きく育てるための植え替えと、そのままのサイズで育てたい場合の植え替え、株立ちの植物を整理するための植え替えの3つについて、画像を交えながら、植え替えの方法をわかりやすくお伝えします。

観葉植物の植え替え

  1. 大きく育てるための植え替え
  2. あまり大きくしたくないときの植え替え
  3. そのまま同じ植木鉢を使う植え替え

観葉植物の植え替え

1.大きく育てるための植え替え

素焼き鉢で育てていた
ベンジャミン・バロック
植え替え前の状態
葉色が全体に薄くなり、黄色い葉も見られるようになりました。
鉢底からも根が出てきているので、鉢の中が根でいっぱいになっている「根詰まり」の状態のようです。

根が下から出てきている

葉も黄色が出てきている

仕上がりのスタイル
もっと大きくしたい
植え替えの仕方
鉢を一回り大きくして、根詰まりを解消
植え替えの方法
大きくするための植え替えでは、植わっていた植木鉢の一回りから二回り大きな鉢を用意します。
混みあって日光が当たりにくくなった枝や葉、黒くなった根があればカットして、新しい用土を使って植え込みます。
背が高くなりすぎて下波が落ちてしまった幹は思い切ってカットしましょう。
植え替えの手順

傷んだ葉や混みあった枝をカットします。

作業しやすいように前日から水やりを控え、鉢から株を抜きます。鉢を斜めにして、横からトントンと叩くと抜きやすい。

古い土を落とし、根を少し崩します。傷んでいる根があったら取り除きます。

一回り大きな鉢に、鉢底ネットを敷き、観葉植物用土を4分の1程度入れます。植物を入れて、高さをチェック。鉢縁から4~5cmは水やりのときに一時的に水を貯めて置く場所(ウォータースペース)として空間を開けておきます。

株を支えながら土を入れたら土の表面を平らにならします。

鉢底からたっぷり水が流れるまで水を与え、風通しのよい半日陰で1週間ほど管理します。

ベンジャミン・バロック
完成!
カットした枝は挿し木することもできます。
10cm位にカットして下葉を切り取ります。
切り口から出てくる乳白色の樹液を洗い流してから、清潔な用土に挿すと、一ヶ月ほどで発根します。
発根後は、少し大きな鉢に植えつけましょう。

植え替えにおすすめの植木鉢

ベンジャミン・バロックで使用した植木鉢

ヴィトロ ドーセ
釉薬のもつ、影のある表情がカッコいい釉薬陶器鉢です。
シンプルでどんな植物にも合わせやすいスタンダードな形。
使いやすい9号、12号のポットです。

観葉植物の植え替え

2.あまり大きくしたくないときの植え替え

鉢カバーにセットして飾ってある
モンステラ
植え替え前の状態
買ってきたままのプラスチック鉢で成長して株が大きくなり、鉢カバーがないと倒れてしまう状態です。
枝葉が増え、節からも根が出てモジャモジャ。
見栄えだけでなく、風通しも悪いので、このままでは病気や虫がつきやすくなってしまいます。

根が下から出てきている
仕上がりのスタイル
あまり大きくしたくない
植え替えの仕方
株分けはせずに、植木鉢は一回り大きく。
広がった葉だけをすっきりして、アンバランスを解消
植え替えの方法
バランスが悪く、不安定になった株は、大きくなり過ぎた葉を根元からカットして、葉部分を間引いて大きさをコントロール。
根もギュウギュウになっているので一回り大きな鉢に植え替えます。
そのままの植木鉢で育てたい場合は、園芸用のハサミやナイフで株を2~3株に切り分けます。
節から出た根は、太いものを中心に鉢の土の中に入れ、細く垂れ下がったものは根元からカットします
植え替えの手順

好みの大きさになるように、大きく広がった葉をカットします。

作業しやすいように前日から水やりを控え、鉢から株を抜きます。鉢を斜めにして、横からトントンと叩くと抜きやすい。

飛び出している長い根は植木鉢の中に入れてあげます。幹の途中から中途半端に垂れ下がった出た根(気根)は、根元からカットします。

一回り大きな鉢に、鉢底ネットを敷き、観葉植物用土を4分の1程度入れます。植物を入れて、高さをチェック。鉢縁から4~5cmはウォータースペースとして空間を開けておきます。

根を傷つけないように注意しながら、棒などで土を押し込みます。

鉢底からたっぷり水が流れるまで水を与え、風通しのよい半日陰で1週間ほど管理します。

モンステラ
完成!
今回は大きさをあまり変えないスタイリングですが、モンステラやスパティフラムなどは株を2~3つに切り分けて(株分け)そのままの鉢で楽しむことも出来ます。

植え替えにおすすめの植木鉢

モンステラで使用した植木鉢

アルマー ミドル
彩色のない竹本来の質感を生かした、ナチュラルで上質なつくりの鉢カバーです。
やわらかな雰囲気はお部屋を明るく心地よい空間に。

観葉植物の植え替え

3.そのまま同じ植木鉢を使う植え替え

株がどんどん増えてギュウギュウになった
サンセベリア・キリンドリカ
植え替え前の状態
鉢内の根が詰まってきて、形のよいまっすぐな葉以外に湾曲したものや扇のような形の葉など、さまざまな葉が出没して乱れています。
仕上がりのスタイル
きれいな形の葉だけにしたい
植え替えの仕方
一本一本小分けして、株を整理
植え替えの方法
生長するにしたがって地下茎から子株を出して生長しますが、親株と同じように行儀よく真っすぐなものだけでなく、斜め上向きや左右に広がるものなど、さまざまな形状が現れます。
乾燥させてから葉差しして増やすことも出来るほど強い植物なので、土からすべて抜き出してもゆっくり作業ができます。
太くしっかりしたものだけを元の鉢に植えつけます。
植え替えの手順

作業しやすいように前日から水やりを控え、鉢から株を抜きます。鉢を斜めにして、横からトントンと叩くと抜きやすい。

株を軽くゆすりながら土を落とし、大きさや形を分けます。

親株に子株がつきます。つながっている根は切り離します。

使う株と使わない株を分けます。

鉢に、鉢底ネットを敷き、観葉植物用土を4分の1程度入れます。

株を広げて位置を確認します。

鉢縁から4~5cmはウォータースペースとして空間を開けて、土を入れていきます。

鉢底からたっぷり水が流れるまで水を与え、風通しのよい半日陰で1週間ほど管理します。

サンセベリア・キリンドリカ
完成!
同級生同士でもう一鉢作ると、楽しみも倍増!小さくて、形のよいものはテーブルサイズの観葉植物として楽しむことができます。

植え替えにおすすめの植木鉢

サンセベリア・キリンドリカにおすすめの植木鉢

ヴィトロ ドゥオ 受け皿付き
釉薬ならではのビビットなカラーが人気のヴィトロ。
丸っこいフォルムに口元が内側に入ったデザインがアクセントのドゥオはヴィトロを代表するアイテムです。
ゴールドはその中でも一番人気。キリリときまります。