寄せ植えに使いやすいカラーリーフ28選!植木鉢で育てるときのポイントも

カラーリーフ、庭から植木鉢へ

欧米風の庭が主流となる中、単調な緑一色の庭になるのを防ぐために利用されるようになった、カラーリーフプランツ。
コニファーやカエデ、アカシアなどの樹木をはじめ、カラフルな葉をもつ低木やリーフ、グラスたちが下草やグランドカバーとして盛んに利用されるようになりました。
常緑樹の根元など一年中暗い日陰では、暗くなるほど楽しめる花の種類が少なくなりますが、斑入りの葉や常緑性の明るい葉は、暗くてじめじめとした印象の空間を花とはまた違った魅力で爽やかな雰囲気に変えてくれます。
寄せ植えでも同じように効果的な働きをしてくれるカラープランツ。
この記事では、カラーリーフのうち寄せ植えにも使いやすいリーフやグラス(草本類、樹木でないもの)をご紹介するとともに、カラーリーフが引き立つおすすめの植木鉢をご紹介します。

カラーリーフとは

リーフは寄せ植えを立体的に仕立てる、名わき役

リーフプランツは、しっかり直立する花たちと異なり、ゆらゆらと風になびく、柔らかでやさしいニュアンスが持ち味です。
つる植物や細葉(グラス)など、高く立ち上がったり垂れ下がることで、鉢の中に小さくまとまりがちな寄せ植えに空間的な広がりを持たせ、立体的に見せることで寄せ植えをいきいきした表情に変えてくれる効果もあります。花だけでは平たんに見えてしまう場所に動きを生み、花と花を違和感なくナチュラルにつないでくれるのです。

リーフだけでも見ごたえあり!

葉色も形もたくさんのバリエーションがあり、変化にとんだフォルムの面白さは花以上に表情も豊か。
黄色、オレンジ、青、赤、シルバーなど、豊かな色彩が美しい光景を作ってくれます。
花よりずっと長く楽しめ、ローメンテナンスもうれしいカラープランツ。
全く違ったフォルムのカラーリーフだけを組み合わせたリーフコンテナを作っても美しい一鉢ができます。
繊細で控えめな花、秋の紅葉など、年間を通して楽しみは尽きません。

カラーリーフを追加するポイント

いくつかの植物を集める寄せ植えでは、どうしても隣り合う植物と植物の間に空間や違和感ができてしまいますが、そんなときのつなぎ役としてリーフやグラスはとても便利。
葉物を取り入れることで、落ち着いたまとまりのある寄せ植えに変えることができます。
ピンクの花とシルバーリーフ、赤花と紫葉、黄花とオレンジ葉、白花と淡いグリーンなど好みの取り合わせを見つけるには、寄せ植えの花選びの時に合わせるリーフをたくさん試すことが早道。
選んだメインの花たちを植え込む位置に並べて、一つ一つリーフを隣り合わせに置いて色や形のバランスを実際に目で確認することが一番です。
同じリーフでも葉形はさまざま。ピタッとはまるものが見つかった時の喜びはひとしおです。
カラーリーフのセレクトで見慣れた花たちの新しい表情が現れます。
カラーリーフを使いこなせば、もう寄せ植え上級者です。
では、さっそくリーフ選びをはじめましょう!

おすすめのカラーリーフ

1.ヒューケラ

葉色が豊富で一年中ほぼ同じ姿なので、寄せ植えにも使いやすいカラーリーフです。いずれの葉色も中間的な色調なのでメインの花との色合わせがしやすく、大きさや高さがまちまちの葉はそれだけで立体感が出て寄せ植えに表情を作ってくれます。幾重にも重なる葉は土を隠すのにもぴったり。常緑で日陰でも育ち、5~6月にはサンゴのようなかわいい花も楽しめます。極端に乾燥すると葉が委縮したり、葉数が少なくなります。表土がしっかり乾いたら、たっぷりと水やりしましょう。

寄せ植えポイント

葉色がシックなので、ヒューケラだけを集めたリーフコンテナもおすすめ。上級者のようなきれいな寄せ植えができます。

カラー
モスグリーン、ライムグリーン、オレンジ、パープルなど

2.コリウス

夏の葉物の代表格で、多くの植物が苦手とする高温多湿の環境でも元気に育つ強健なカラーリーフです。色違いのコリウスを寄せ植えすれば、花がなくても色彩豊かな一鉢に。葉先をカットすれば夏の間に盛んに分岐して、秋にはこんもりとした大株になります。8月頃にになると花穂ができます。花を咲かせると草勢が衰えますので早めにカットしましょう。

寄せ植えポイント

葉焼けの原因になるので、水やりの時は葉に水がかからないように注意します。日照不足では鮮明な葉色が出ませんが真夏は半日陰で育てた方がよさそうです。

カラー
緑・赤系・オレンジ系・茶系の単色と斑入り

3.ハツユキカズラ

日本原産のテイカカズラの園芸品種で、葉に雪が降ったような白い斑が入る姿はとても上品です。新芽を染めるきれいなピンク色もかわいさ満点です。秋には寒さで赤く紅葉し、年間を通して目を楽しませてくれます。寄せ植えやハンギングのほか、直射日光に強く旺盛な生育からグランドカバーにも好適。やや湿り気のある土壌を好みますので、水は表土が乾ききる前に与えましょう。

寄せ植えポイント

よく日に当てると白やピンク色が出てきます。日照不足だけでなく根詰まりでも緑葉ばかりになるので、春か秋にひとまわり大きな鉢に植え替えたり、さし芽して若返りさせましょう。

カラー
グリーン/白/ピンク

4.ヘデラ(アイビー)

つる性植物ではもっとも知られた植物で、おもにヨーロッパ原産のセイヨウキヅタ(イングリッシュアイビー)のことをヘデラと呼んでいます。ハート型のような丸みのあるものから切れ込みが深いシャープなものまで、選ぶのに迷うくらい色や形、大きさがさまざまなので、メインの植物や植える場所の雰囲気で自分好みの組み合わせができます。どんな大きさでも使えるので、寄せ植えにも重宝です。

寄せ植えポイント

深鉢の前面に植えると鉢の高さを生かすことができます。日に当てた方が葉にツヤが出ますが、半日陰~日陰でも十分育ちます。

カラー
グリーン、ライトグリーン、白の斑入り、黄色の斑入り

5.ヘリクリサム

コンテナ向きのつる性植物で、葉や茎に白い毛が密生し、白い粉をまぶしたように見える”ペティオラレ”が寄せ植えによく利用されています。銀と薄緑の葉色があり、ライムグリーンの葉色の小葉が特徴の”ライム”なども人気です。つるはやや堅めで、株は横に広がるように伸びるので、乾燥した場所のグランドカバーにもよく合います。環境がよいと他の植物を圧倒してしまうので、切り詰めたり根切りをして育てましょう。

寄せ植えポイント

幅広い植物と合わせることができるので便利ですが、乾いた環境を好み過湿には弱いので、なるべく同じ性質のものと寄せ植えしましょう。

カラー
銀、薄緑、ライムグリーン

6.シュガーバイン

手を広げたような5枚の葉がきれいに並び、しなやかに垂れ下がるつる性植物で、葉と葉の間隔が適度にあるのでとても涼やかな印象です。濃い緑葉は、寄せ植えを引き締めにも効果的。耐寒温度は0℃で、霜にさえ注意すれば屋外でも十分育ちます。耐陰性もあるので、観葉植物として室内でも楽しめます。水切れすると葉先が枯れこむので、乾き具合をこまめにチェックして表土が乾いていたらたっぷり与えます。カットしたつるを水につけておけば、すぐに発根するほど強健です。

寄せ植えポイント

伸びすぎたツルはカットして形を整えましょう。根の生長も旺盛なので、鉢底から根が出てきたら植え替えます。寄せ植えは蒸れやすいので、風通しのよい場所で管理します。

カラー
濃緑

7.イポメア

朝顔のようなハート形で切れ込みのある葉が左右に揺れながら伸びていくつる性の植物です。サツマイモの仲間なので、根が肥大していきますし葉も自由奔放に伸びて暴れますが、とてもおもしろい素材で、ハンギングでも人気があります。紫がかった黒葉など、色柄も個性的。他の植物の生育の鈍る真夏にこそ本領を発揮します。とても強健で頻繁な水やりも必要なく、管理はとてもラクです。とにかくよく伸びるので、切り詰めながらて形を整えましょう。

寄せ植えポイント

夏の寄せ植えで、下の方を暗く見せて引き締めたいときに便利です。マンデビラやサルビアと合わせてもきれいです。

カラー
グリーン、ライトグリーン、パープル

8.ゴシキトウガラシ(カプシカム)

実を楽しむために改良されたトウガラシで、夏から秋には五色(ゴシキ)の名の通り赤、黄、紫、オレンジ、白のカラフルな実が楽しめます。黒にも見える紫葉に鮮やかな紫の小花を咲かせ、黒から赤に変化する丸実の”ブラックパール”や黒っぽい葉に白や淡い紫の斑がランダムに入る”パープルフラッシュ”がとくに人気です。シックなカラーは個性的で花や実もつきやすいので、一般的なリーフプランツ以上に表情も豊か。夏の暑さや乾燥にも耐えるので、夏から秋の寄せ植えに重宝です。

寄せ植えポイント

ブラックパールは50~70㎝くらいの高さになりますが、パープルフラッシュは小型種です。上手に使い分けて楽しみましょう。

カラー
緑、濃紫、紫に白/淡い紫の斑り

10.シルバーレース

”ダスティーミラー”はキク科セネシオ属のセネシオ・シネラリアをさすのが一般的ですが、このタナケツム属のシルバーレースもそう呼ばれることがあります。シロタエギクより切れ込みが細かく繊細でレースのような透け感のあり、やわらかな雰囲気はとても上品。高さも50cm程度までで寄せ植えのわき役としても使いやすいサイズです。ある程度は日陰にも耐えますが、よく日に当てた方が葉色がよくなります。

寄せ植えポイント

中央が黄色く花びらが白い花はとても愛らしく可愛いのですが、花が咲くと株が極端に弱ります。できればつぼみのうちにカットしましょう。

カラー
シルバーグレー

11.リシマキア

グリーン、ライムグリーン、レモンイエローと葉先に向かって色のトーンが変わり、光が当たるととても綺麗です。立性のものとカーペット状に広がるものがありますが、どちらも丈夫で育てやすいです。やや湿り気のある場所を好むので、とくに鉢植えでは乾燥させ過ぎないように土の表土が乾き切る前に水やりしましょう。耐暑・耐寒性も強く、日当たりから明るい日陰まで場所はさほど選びません。

寄せ植えポイント

地面を這うタイプは夏に蒸れやすく、根元がスカスカになって見苦くなることがあります。春に植え替えて更新しましょう。

カラー
グリーン、イエロー、パープルなど

12.パニカム

初夏に出る穂が細かく霧のように美しいイネ科の植物で、痩せ地や乾燥した場所でも育つとても強健なグラスです。姿が乱れず行儀のよいグラスなので、寄せ植えにも重宝。シルバーグレーの葉が秋に黄色の変化する青緑色の”ヘヴィーメタル”やアクセントにぴったりなチョコレート色の”チョコラータ”、黒に近いボルドーカラーの”ウィルガツム”などカラーバリエーションも豊富。群生させると圧巻の美しさです。

寄せ植えポイント

草丈80㎝、株張り40㎝ほどの大きさになるグラスです。夏にオミナエシなど高さのある植物と寄せ植えしたり、秋にはキクと合わせてもきれいです。

カラー
緑、薄緑、赤紫

13.ラミウム

温帯アジアからヨーロッパに約40種類が自生する多年草で、日本の山でもよく見かけるホトケノザの仲間です。茎が下に垂れるように伸びるのでハンギングに最適。葉には香りがあり、6月~7月には白や赤紫、黄色のチャーミングな小花も咲きます。40cm~1mくらいに伸び、グランドカバーになるほど性質は強健。茎はランナーを伸ばして地面を這うように広がります。夏の暑さや蒸れには弱いので、密植しないように注意して、伸びすぎた茎はカットしましょう。

寄せ植えポイント

寄せ植えには葉に銀灰色の美しい模様が入る”ビーコンシルバー”が人気。光沢を感じる独特の葉は立体感があり、パンジーなどと寄せ植えると溶け合ってきれいです。

カラー
白味をおびたグリーン、薄緑

14.ツルニチニチソウ

株元から斜め上につるが伸びて地面を這う日陰のグランドカバープランツで、日本ではツルニチニチソウとそれより小型のヒメツルニチニチソウがよく知られています。春から初夏にかけて、青紫や白色の花も楽しめます。耐寒・耐陰・耐乾性に優れ、周年観賞できるので寄せ植え初心者さんにもおすすめ。クリームがかった斑は、葉の縁まわりだけでなく葉脈に入る種類もあります。

寄せ植えポイント

寄せ植えには、斑入りの葉を楽しむ小型のヒメニチニチソウがおすすめ。花つきはあまりよくありませんが葉が小さく、ゆっくり伸びるので扱いやすいです。

カラー
緑、黄/緑、白/緑

15.ティコンドラ(シルバーフォール)

丸っこく、少し閉じたハート型の葉が這うように広がりとても綺麗です。葉は緑色と表面が細かい毛で覆われた白銀色があり性格が異なります。湿気を好む緑葉は生育が早くグランドカバー向きで、日なた~半日陰を好みます。寄せ植えには乾燥した場所を好む白銀葉がおすすめ。光沢を感じる葉姿はより上品で、日当たりのよい場所を好むので花も選びやすいです。白銀葉は乾燥にも強いので、水は表土が乾き切ってから与えましょう。

寄せ植えポイント

伸び過ぎた場合はカットして整えます。生育が良いので、年に2~3回カットしても問題はありません。

カラー
グリーン、シルバー

16.アサギリソウ

日本では寒冷地の岩場に自生するヨモギの仲間で、銀白色に輝く繊細な葉はまるで金魚の水草のようにやわらかです。どんな花とも相性が良く、山野草のような趣のある草花と合わせると上品さが引き立ちます。こんもり茂るので、鉢植えや花壇のアクセントにも最適。うまく育てるには乾燥気味に管理するのがポイントです。日当たりが悪いと過湿状態になり徒長して株が乱れ、根元から枯れあがることもあるので注意しましょう。

寄せ植えポイント

水はけがよくなるように、梅雨入り前には刈込みや間引きを行って風通しよく管理しましょう。

カラー
白味がかったグリーン

17.カレックス

光沢のある銅葉や黄緑葉、斑入りなど世界各地に2000種以上あるカラープランツで、細葉が風にゆれて美しい風景となり、しっとりとした素敵な雰囲気です。ラインが細く、しかもふんわりとしているので他の植物の邪魔をせず、寄せ植えにはもっともおすすめのグラスです。乾燥に強く、根がよく張るので鉢植えでも育てやすく、丈夫で夏越しも楽です。枯れ葉が目立ってきたら3月に切り戻しをすると、4月には新しい葉が勢いよく出てきます。

寄せ植えポイント

若く小さな株は寄せ植えにぴったり。和洋問わずに使えるのでとても便利です。枯れているのではと思うような茶色の品種もカレックスならでは。しっとりとしたカラーの花に合わせるとアンティーク感が出てオシャレです。

カラー
グリーン、ライトグリーン、モスグリーン、ブロンズ

18.ワイヤープランツ

小さな光沢のある濃緑の丸葉と、ワイヤー(針金)にたとえられる黒みを帯びた細い茎が繊細でかわいい雰囲気です。どこで切っても分岐するので、好きな形にアレンジできます。日当たりのよい場所でも半日陰でも育ち、室内の窓辺でも育てることができます。茎葉が細いので、水分を保つことができません。葉を見ただけでは水切れ状態かわかりにくいので、カリカリになるまで気がつかないこともあります。土の表面をこまめにチェックして水切れしないように注意しましょう。

寄せ植えポイント

グリーン葉はシックな寄せ植えに、ピンクがかった白い斑入りの”スポットライト”は深いオレンジ色や銅葉に合わせると、水玉模様のようなが可愛い要素をプラスすることができます。

カラー
グリーン、白/ピンクの斑入り

19.シロタエギク(セネシオ・シネラリア)

切れ込みのある葉や茎にフェルトのような産毛が生えて、全体に白銀色に見える姿を曇った鏡に見立てて”ダスティーミラー”ともよばれています。丈夫で暑さ寒さに強く、初心者でも大きく育てることができます。とても丈夫で乾燥にも強く、土がタップリと入らないような小型のコンテナでも育ちます。日当たりが悪く過湿になると葉が緑色になったり株が乱れやすくなるので、日当たりのよい場所で少し乾燥気味に育てましょう。

寄せ植えポイント

寄せ植えではつなぎ役となり、全体をきれいにまとめてくれます。とくにネモフィラやプリムラマラコイデスなどピンクやソラ色との相性は抜群です。表土を乾燥させてからたっぷり水を与えるような乾燥に強い植物と合わせると育てやすいです。

カラー
シルバーグレー

20.グレコマ

小さな丸葉が地面を這うように伸びて垣根を越えていくことから、垣通し(カキドオシ)とも呼ばれています。葉はスイレンのように丸く、ふちにフリルをあしらったような切れ込みがあるのでとてもキュートです。エメラルドグリーンに白い模様が入った斑入り葉は涼やかでとくに人気があります。冬には薄ピンクに紅葉し、春に咲くラベンダー色の花も可愛らしく、四季を通して変化を楽しめます。日当たりから日陰まで場所も選ばず、雑草なみの強健さ。葉にはかすかな芳香もあります。

寄せ植えポイント

ペチュニアのようなこんもり茂る植物に合わせると、花や葉が少ない場所を埋めてくれます。葉は放っておけば1mにもなりますが好きな姿に切り詰めることができます。

カラー
緑、緑/白の斑入り、緑/黄色の斑入り

21.クロバツメクサ(クローバー・ティント)

公園や空き地に見られるシロツメクサ(クローバー)の園芸品種で、緑や赤、紫色を組み合わせた様々な葉色が揃い、愛くるしい姿とシックな色合いは植物を選びません。分岐がよく、まとまりもよいので寄せ植えにもぴったり。葉が広がるので、寄せ植えの間を埋めることができます。-5℃まで耐え、乾燥にも強いので放任して育てることができます。5~6月には赤や白、ピンクの花も楽しめます。生育が旺盛なので、グランドカバーにもおすすめです。

寄せ植えポイント

日当たりのよい場所で育てると葉色がしっかりと出ます。配色によって雰囲気が違いますので、アクセントにするかまとめ役にするのかで使い分けましょう。夏の乾かし過ぎには注意しましょう。

カラー
緑/淡い緑、赤/紫、紫/緑、赤濃赤など

22.ジャノヒゲ

日本の庭で古くから親しまれている下草で、耐寒性が強く丈夫で手間がかかりません。庭の根じめなどに利用される濃緑色のタマリュウが有名ですが、寄せ植えには黒い細葉のコクリュウがおすすめ。タマリュウよりずっと成長が遅く、帯状に伸びる艶のある黒葉は20㎝ほどの長さなので寄せ植えにもほどよいサイズです。コクリュウひとつでギュッとしまった印象になり、アクセントとして効果的です。秋~冬には紫の実も楽しめます。

寄せ植えポイント

鉢に植えると地植えよりもよく育ちます。真夏は半日陰で育てましょう。

カラー
濃緑(タマリュウ)、黒葉(コクリュウ)、緑/白の斑入り(ハクリュウ)

23.ニューサイラン

すらっとした長い葉を株元から扇状につける大型のリーフプランツで、背丈は50~150㎝ほどにもなります。銅葉や紫葉、赤葉など色は多彩で、斑の入り方もバラエティ豊かです。手間はかからないので玄関などに飾るにも重宝。寄せ植えのアクセントとして中心に据えれば、立体感と高さを引き出してくれて迫力のある一鉢になります。日なたで育てると葉が堅くまっすぐに伸びます。地植えもできるほど強健ですが寒風には弱いので、寒冷地では鉢植えで育てましょう。

寄せ植えポイント

鉢植えの場合は根がよく回るので、1~2年で植え替えましょう。古くなって見苦しくなった葉や傷んだ葉は、株元から切り取ります。

カラー
赤紫/赤、ピンク/緑、緑/黄など

24.アジュカ

ロゼット状に広がる葉から花後にランナーを伸ばして広がるグランドカバー向きの宿根草です。立体的にまとまるので寄せ植えの下草としても人気。耐寒性がとても強く、春には紫色やピンクの花も楽しめます。非常に丈夫で明るい日陰でもよく育ち、環境が合えばどんどん増えます。直射日光に一日中さらされる場所には不向きですが、ヒューケラが育たなかった場所にも試してみる価値のある強健な植物です。梅雨時期は茂りすぎて通気が悪くなりがちです。半分ほどに切り詰めましょう。

寄せ植えポイント

”チョコレートチップ”はアジュカの中では最も葉が小さく、ほかの品種より乾燥に強いです。少し光沢を感じる銅葉もきれい。

カラー
黒みをおびたグリーン、赤紫や白の斑入り

25.ホスタ(ギボウシ)

日本原産の日陰で育つ植物の代表格で、イングリッシュガーデンにもよく利用される人気の植物です。葉色や葉形も豊富で、大、中、小型と大きさもバラエティ豊かです。斑の入り方も変化に富んでいて見ごたえがあります。7~9月には、すっと立ち上がる清楚な花も楽しめます。本来は、葉を大きく広げる地植え向きの植物ですが、カビタンや文鳥香など草丈20㎝未満のコバノギボウシやミニットマン、クリスマス・キャンディーなどの中型種は鉢でも無理なく楽しめます。

寄せ植えポイント

冬には地上部がなくなりますので、秋にパンジーなどと寄せ植えしておくと春が楽しみです。

カラー
グリーン、イエロー、青みのあるグリーン、白の斑入り、黄色の斑入りなど

26.ムラサキゴテン(セトクレアセア・パリダ)

多肉植物を思わせる厚みのある葉と独特のカラーが目を引く、とても存在感のある植物です。直射日光下で育てると色鮮やかに発色し、4~10月には紫色の小花も楽しめます。霜に当たると茶色に変色して枯れますが、少しでも残っていれば暖かさで復活するほど強健です。暑さにも強いので、花壇の縁取りやグランドカバーにも活躍します。

寄せ植えポント

大型の植木鉢の根元を守る日よけとしても活躍します。シックなダークカラーはほかの植物にない個性的な光景を演出してくれます。

カラー

おすすめの植木鉢

カラーリーフをいかすためには、シンプルなデザインの植木鉢がおすすめです。寄せ植えでは植木鉢も大切な要素。葉色が生きる落ち着いたカラーを選ぶと綺麗です。
オレンジや黄色の葉には、植木鉢もテラコッタ色、紫や白、シルバーの葉にはグレー、淡いグリーンにはバニラホワイトなど基本の3色の植木鉢を揃えておくと、組み合わせるパターンがを見つけやすく、実際に合わせながら植えつけることができるので、どの季節にも寄せ植えを作ることができます。
ローボールはこんもりとした仕上がりの寄せ植えに、深鉢は垂れ下がる植物を組み合わせた高低差のある寄せ植えに利用できるので、まずは二つの形の鉢を揃えておくと便利です。


テラコッタ E-41B
ブルーグレイのラインがおしゃれなローボールで、二重のリムが持ちやすい。口径が広く、植えやすさもうれしいポットです。


サフィ E-30W
ロクロで仕上げた痕跡がしっかりと残る、ゆったりしたフォルムの素焼き鉢です。白い土を塗ってから焼きつけるので、白色がはげにくい仕上がりです。


モスポット アザレア
麻に袋を利用して成形された、ちょっといびつで古びた雰囲気をもつモスポット。その中でもアザレアはスタンダードな形で大きめのサイズが揃うシリーズです。寄せ植えには8号、11号がおすすめです。